4月下旬、「
こうののマンガ「この世界の片隅に」(ゼノンコミックス / コアミックス)は、太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々を描く作品。これを原作としたミュージカル版では、脚本・演出を上田一豪が担う。
ミュージカル版の見どころについて、大原は「私から先生に見どころを紹介させていただくなら、すずと周作のデートのシーン。特に『醒めない夢』という楽曲が、2人のかわいらしさがギュっと詰まっていてすごく素敵なんです。演じていて楽しいですし、あのキラッとした空気感を先生にもぜひ味わっていただきたいです」とコメント。
また昆も「2度出てくる『この世界のあちこちに』に注目していただけたらうれしいです。これからどんな物語が広がっていくのか、お客様がまだ知らない状態で1度歌われた曲が、すずさんが自分の在り方を見つけた時に再び歌われる、という構成が大好きなんです。二度目に歌う時には、涙をこらえるのに必死になってしまう楽曲です」と語る。
アンジェラは「今回が初演のオリジナル作品なので、最終形が見えていない難しさはやはりありますね。でもだからこそ、キャストの皆さんと一緒に作れている感覚があって楽しいです」と手応えを語り、「すず役の2人は、『すずはこういう言い方はしないと思う』といったフィードバックをくれる頼もしい存在で、それを受けて歌詞を変えたりもしているんです。私はこの作品が長く続いていくことを願っているのですが、最初のすずがこの2人で本当に良かったです」と、昆と大原に厚い信頼を寄せる。
ディズニーのミュージカルアニメが好きだというこうのは「自分のマンガがミュージカルになるなんて夢のよう」と話す。また昆がすずを演じる通し稽古を観たこうのは「素晴らしい舞台でした。ちょっとジーンときました。ちょっとというか、大分ジーンときました。すごくすずがかわいくて、十数年前にこれを書いていた私に『グッジョブ!』と言いたいです(笑)。本当にありがとうございました。感動しました」と、感極まった様子でカンパニーに感想を伝えた。
「ミュージカル『この世界の片隅に』」は、5月9日から30日までの東京・日生劇場公演を皮切りに、7月28日まで北海道・岩手・新潟・愛知・長野・茨城・大阪・広島を巡演する。
ミュージカル「この世界の片隅に」
2024年5月9日(木)~2024年5月30日(木) ※公演終了
東京都 日生劇場
2024年6月6日(木)~2024年6月9日(日) ※公演終了
北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
2024年6月15日(土)~2024年6月16日(日) ※公演終了
岩手県 岩手県民会館 大ホール
2024年6月22日(土)~2024年6月23日(日) ※公演終了
新潟県 新潟県民会館 大ホール
2024年6月28日(金)~2024年6月30日(日) ※公演終了
愛知県 御園座
2024年7月6日(土)~2024年7月7日(日) ※公演終了
長野県 まつもと市民芸術館
2024年7月13日(土)~2024年7月14日(日) ※公演終了
茨城県 水戸市民会館 グロービスホール
2024年7月18日(木)~2024年7月21日(日) ※公演終了
大阪府 SkyシアターMBS
2024年7月27日(土)~2024年7月28日(日) ※公演終了
広島県 呉信用金庫ホール
スタッフ
原作:
音楽:
脚本・演出:上田一豪
出演
浦野すず:
北條周作:海宝直人 / 村井良大
白木リン:平野綾 / 桜井玲香
水原哲:小野塚勇人 / 小林唯
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月桂
白木美貴子 / 川口竜也 / 加藤潤一 / 飯野めぐみ / 家塚敦子 / 伽藍琳 / 小林遼介 / 鈴木結加里 / 高瀬雄史 / 丹宗立峰 / 中山昇 / 般若愛実 / 東倫太朗 / 舩山智香子 / 古川隼大 / 麦嶋真帆 / 桑原広佳 / 澤田杏菜 / 嶋瀬晴 / 大村つばき / 鞆琉那 / 増田梨沙
※7月19日12:30開演回、20日12:00開演回、21日12:00開演回に出演予定だった平野綾は休演となり、代わって桜井玲香が出演します。
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伽藍 琳 Lin Garan @garanlin
こうの先生が通し稽古の後に第一声でくださった、嬉しい感想✨
原作者にこんな風に言っていただけるなんて、カンパニーみんな、何よりの力を戴きました😊💪✨
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