開幕に際し藤原は「中村仲蔵という役者が生きた歌舞伎の世界とどう向き合うのか、稽古序盤は何もかもが手探りでした。昔、蜷川幸雄さんが待つ稽古場に向かう時の吐きそうな不安と緊張感が久々に甦ったくらいです」と明かしつつ、「仲蔵のように光り輝く一本の道をまっすぐに歩く人生でありたいという願いを持ちながら、未知のものに挑戦していく気概を持ち続けていたいです。ようやく初日を迎えられてお客様の前で表現させてもらえることが、僕としても嬉しい限りです」と観客にメッセージを送った。
東京公演は2月25日まで行われ、本作はその後29日から3月1日まで広島・広島文化学園HBGホール、7日から10日まで愛知・御園座、15日から17日まで宮城・東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)、22日から24日まで福岡・キャナルシティ劇場、27日から31日まで大阪・SkyシアターMBSでも上演される。
藤原竜也コメント
中村仲蔵という役者が生きた歌舞伎の世界とどう向き合うのか、稽古序盤は何もかもが手探りでした。昔、蜷川幸雄さんが待つ稽古場に向かう時の吐きそうな不安と緊張感が久々に甦ったくらいです。でも稽古を重ねるうちに、芝居の根本部分は何も変わらないということがわかってきました。歌舞伎の所作などについて出来る限りの努力をするのは当然としても、歌舞伎だからと構えすぎず、自分がいつも演劇と向き合う姿勢で、稽古に臨んできました。
仲蔵のように光り輝く一本の道をまっすぐに歩く人生でありたいという願いを持ちながら、未知のものに挑戦していく気概を持ち続けていたいです。
ようやく初日を迎えられてお客様の前で表現させてもらえることが、僕としても嬉しい限りです。
舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」
2024年2月6日(火)~25日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2024年2月29日(木)~3月1日(金)
広島県 広島文化学園HBGホール
2024年3月7日(木)~10日(日)
愛知県 御園座
2024年3月15日(金)~17日(日)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
2024年3月22日(金)~24日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2024年3月27日(水)~31日(日)
大阪府 SkyシアターMBS
脚本:
演出:
キャスト
中村仲蔵:
初代市川八百蔵 / 酒井新左衛門:
中村伝蔵:
志賀山お俊:
中村伝九郎:
七代目中村勘三郎 / 中村任三郎:
瀬川錦次:
蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生
金井三笑:
コン太夫:
市川團十郎:
パーカッション:萱谷亮一、奥田真広
※高嶋政宏の「高」ははしご高、草なぎ智文の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記。
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