橋口亮輔「ハッシュ!」「ぐるりのこと。」4Kリマスター版が公開、田辺誠一・木村多江ら歓喜

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橋口亮輔が監督を務めた映画「ハッシュ!」「ぐるりのこと。」の4Kリマスター版が、7月24日より東京・シネマート新宿、シネスイッチ銀座、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国で順次公開されるとわかった。このたび両作品のキャストからコメントも到着している。

「ハッシュ!」場面写真 ©2001 SIGLO

「ハッシュ!」場面写真 ©2001 SIGLO

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2001年製作の「ハッシュ!」では付き合って間もない同性カップルの直也と勝裕、精子提供によって子供を産みたい朝子の3人が築く“新しい家族の形”がユーモラスにつづられる。田辺誠一が勝裕役、高橋和也が直也役、片岡礼子が朝子役で出演。第54回カンヌ国際映画祭では監督週間に出品された。このたび田辺は「今でも若い役者や海外の方に『ハッシュ!』を褒めてもらうことが多く、本当に時間を越えて登場人物の熱が伝わっているんだなと実感します。リマスターのきれいな映像と大きなスクリーンで新たに見えてくる部分もあるので、今回の上映が楽しみです」と伝えた。高橋・片岡のメッセージは後掲している。

2008年に製作された「ぐるりのこと。」は、生真面目な性格ゆえにうつになる妻と、彼女を支える法廷画家の夫の10年間を、1990年代の社会的事件を背景につづった物語。木村多江が妻・翔子に扮し、リリー・フランキーは夫・カナオ役で映画初主演を飾った。木村は「私にとっては宝物のような大切な作品。またみなさんの元に届くのはとても嬉しいです」、リリーは「この映画は、人の人生を優しく動かす力がある。僕も背中を支えられた、そのひとりです」とそれぞれ語っている。

「ぐるりのこと。」場面写真 ©2008 『ぐるりのこと。』プロデューサーズ

「ぐるりのこと。」場面写真 ©2008 『ぐるりのこと。』プロデューサーズ [高画質で見る]

また橋口はリマスター作業を述懐し、「4Kの鮮明な画像により、演者陣の非常に繊細で卓越した演技を隅々まで確認することが出来て自作ながら感動した」とコメント。「時を経て伝わる力が圧倒的に増した『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』を是非お楽しみ下さい!」と呼びかけた。

「ハッシュ!」「ぐるりのこと。」の配給はビターズ・エンドが担当する。

映画作品情報
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橋口亮輔 コメント

かつて山田洋次監督が、「ハッシュ!」について「役者が演出通りにちゃんと演技している」と評されたことがあり、当時は当たり前のこととピンとこなかった。今回、4Kリマスター作業のために2作品をしっかり観直して、その意味が初めて分かった気がする。
4Kの鮮明な画像により、演者陣の非常に繊細で卓越した演技を隅々まで確認することが出来て自作ながら感動した。
人との繋がりを求めて悩み傷つきながら、それでも前向きに人生をつかみ取ろうとする人々を描いた2作品。
時を経て伝わる力が圧倒的に増した「ハッシュ!」「ぐるりのこと。」を是非お楽しみ下さい!

田辺誠一(「ハッシュ!」)コメント

「ハッシュ!」は自分を支えてくれる大切な作品です。
カンヌ映画祭では熱く迎え入れられ、映画は国境を越えて通じるんだなと実感して嬉しくなりました。
今でも若い役者や海外の方に「ハッシュ!」を褒めてもらうことが多く、本当に時間を越えて登場人物の熱が伝わっているんだなと実感します。
リマスターのきれいな映像と大きなスクリーンで新たに見えてくる部分もあるので、今回の上映が楽しみです。

高橋和也(「ハッシュ!」)コメント

「ハッシュ!」公開当時(2002年4月)、僕はまだ33歳くらい。まだまだ若くてやる気も夢もたくさん持っていました。「長谷直也」という役は僕の分身のような役でした。俳優として挑戦のしがいもあったし、愛すべき役でした。でも僕はあの映画を見返す事はありませんでした。撮影時、監督とぶつかることもあったし、ゲイの青年を演じることで感じた世間の目や味わった生々しい痛みがそうさせたのかもしれません。今になって思うのは「もう一度あの映画を見てみたいな」ってこと。願わくば映画が今も尚変わらない魅力を放っていますように!

片岡礼子(「ハッシュ!」)コメント

映画「ハッシュ!」への思いは溢れ過ぎてどこをお伝えすれば良いか分かりません。
初めて橋口監督から台本を事務所に送りました。と、ご連絡を受けその足で受け取りに行き読み号泣したこと。そこからの準備期間と撮影中に起きたこと。初めて橋口監督のスーツ姿に見惚れたカンヌ国際映画祭。何があっても映画の女神が微笑む時を橋口組チーム全員で信じ一丸となって乗り越えて来たという思い。強い思いでへとへとになり空回りする片岡の手綱を引いていただきゴールできたこと。
映画「ぐるりのこと。」では、演じる役の深いできごとを台本を軸に想像を越えた現場での限界点へ。側に居てくださるスタッフキャストのおかげで最後まで続けることができました。忘れ難いシーンです。
映画にてデビューさせていただいて以来、橋口組が動くたびに気になり観に行き、願わくばと目指す気持ちは今も変わりません。
私の原点です。

木村多江(「ぐるりのこと。」)コメント

私にとっては宝物のような大切な作品。またみなさんの元に届くのはとても嬉しいです。
撮影中は役と同化してしまい苦しかったのですが、橋口監督が私を役者にしてくださいました。
またリリーさんをはじめ、すごいキャストが集まっていて見返すとびっくりしてしまいます。
生きづらい世の中で、また明日の自分を見てみようと、背中を支えてくれるような作品です。
是非またたくさんの方に届きますように。

リリー・フランキー(「ぐるりのこと。」)コメント

この映画は、人の人生を優しく動かす力がある。
僕も背中を支えられた、そのひとりです。

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