韓国映画「
第74回ベルリン国際映画祭Generation Kplus部門の最優秀作品賞にあたるクリスタル・ベア賞を受賞した本作は、母を亡くした女子高生イニョンと“魔女”と呼ばれる芸術監督ソラの交流を描くハートフルストーリー。家賃が支払えず所属先のソウル国際芸術団の練習室に隠れて寝泊まりしていたイニョンだが、ある日ソラに事情を知られてしまうことに。その日から共同生活を始めた2人は、互いに戸惑いながらも少しずつ心を通わせていく。「新感染半島 ファイナル・ステージ」の
大きな拍手に迎えられ登場したキム・へヨン。「日本に来たのは今回が初めてなんですが、以前から日本が好きで、ずっと来たいと思っていました。『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』と一緒に日本に来ることができて、とても意義深く思っています」と笑みをこぼし、「日本の観客の皆さんとお会いできると思ったら胸がいっぱいで、実は昨日は一睡もできなかったんです。客席をいっぱいにしてくださりありがとうございます」と感謝を伝えた。
物語の着想を問われると、キム・へヨンは「大人の保護が必要な若い人たち、そして大人ではあるけれど、生きづらさを抱えていて、さまよっている人を描写したいと思いました。大人だけれど、むしろ子供よりつたない部分がある人が、たくましく生きている若い人と出会ったことで、変わっていくストーリーを描きたかったんです」と明かす。また「韓国の伝統舞踊に以前から興味があったのか?」という質問が飛ぶと「伝統に関心があったというよりも、舞踏の公演を通じてどんな感情が湧いてくるのか。芸術固有の湧き上がる感情に興味がありました」と回答。これに古家は「作品を観ていただくと、監督のおっしゃっていることがきっと伝わると思います!」と続いた。
是枝裕和を尊敬しており、彼の手がけた「誰も知らない」が一番好きな映画だというキム・へヨン。同作に出演していたYOUが花束を持って登場すると、キム・へヨンは感激の様子を見せた。
YOUはすでに本作を鑑賞したそうで「すごく好きでした!」と述べ、ネタバレを気にしつつ「本質に触れられる映画。余計なものを取り除いたつながりが描かれている。青春にシニアが教わるというか」とコメント。「『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』というタイトルから感じたものはあったか?」と問われると、「違う世代が向き合うことによって괜찮아 / ケンチャナ(大丈夫)になるという感じでしょうか? 監督が掛けたいケンチャナという言葉がメロディのように漂っている作品。イ・レちゃん演じるイニョンはいろいろ大変なのに、観ているとこちらが元気になっちゃいます」と口にする。横で聞いていたキム・へヨンは「世代間のハーモニーという意味を込めて、このタイトルにしました。実は大丈夫を10回言いたかったんですが、長いので3回にしました(笑)」と裏話を明かした。
最後にYOUは「楽しいし、かわいいし、心が洗われるような作品。帰ったら誰かに必ず10回ケンチャナです。素敵な作品を味わってください」と、キム・へヨンは「たくましく生きている少女を通じて、ポジティブなエネルギーを受け取っていただきたいです。観終わったあと、皆さんに幸せのほほえみが浮かぶことをお祈りしています」と語りかけ、イベントの幕を引いた。
「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」は4月10日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。KDDIが提供し、日活とKDDIが配給する。なお本日のイベントは韓国文化院とKDDIが共同で主催した。
韓国映画「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」予告編
キム・へヨンの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」キム・へヨン来日、一番好きな映画「誰も知らない」YOUの登場に歓喜
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