東京藝術大学大学院の先端芸術表現科に在籍する映像作家・芝田日菜の特集上映が、4月18日より東京のシアター・イメージフォーラムにて2週間限定で開催。劇場初公開となる3作品「河童の家」「暝映」「水面に映る家」がレイトショー上映される。
「河童の家」は50年前に建てられたが、誰も住むことがなかったある一軒家との出会いから生まれた劇映画。青年がメンテナンスのために空き家を訪れたことをきっかけに、誰もいないはずの家でさまざまな世界が交錯していくさまが描かれる。出演は
「暝映」は暗闇で仄かに光るヤコウタケというキノコと、暗闇でイメージがスクリーンに投影される映画というメディアを重ね合わせ「映画とは何か」を問い直す作品。「水面に映る家」は、カメラを手にして間もない頃の芝田が散歩中に何気なく記録したわずか2分の映画だ。このときの小さな奇跡への驚きが、映像制作における出発点になったという。
芝田は「カメラは普段気にも留めないような存在たちに気づかせてくれます。その驚きに導かれるようにして、映画を作り続けてきました。私にとって映画作りは、様々な他者とのコミュニケーションであり、世界を発見することです。この劇場公開を通して、鑑賞者の皆さまと一緒に、新たな映画体験をつくりあげていけるのではないかとワクワクしております! 」とコメントしている。
文芸批評家の安藤礼二、映画監督の
「河童の家」芝田日菜監督特集
2026年4月18日(土)~2週間限定レイトショー 東京都 シアター・イメージフォーラム
上映作品
- 河童の家(53分)
- 暝映(22分)
- 水面に映る家(2分)
芝田日菜 コメント
カメラは普段気にも留めないような存在たちに気づかせてくれます。その驚きに導かれるようにして、映画を作り続けてきました。私にとって映画作りは、様々な他者とのコミュニケーションであり、世界を発見することです。
この劇場公開を通して、鑑賞者の皆さまと一緒に、新たな映画体験をつくりあげていけるのではないかとワクワクしております! 4月18日より期間限定の上映です。ぜひ、映画館まで足を運んでいただけたら嬉しいです。
安藤礼二(文芸批評家)コメント
特集上映に寄せて
芝田日菜は、「映画」とは何か、「映画」には何ができるのかという根源的な問いを、作品制作という実践を通して突き詰めていこうとしている希有な映像作家である。「映画」のはじまりを探求する表現者のはじまりに位置する2つの瑞々しい作品、「暝映」と「河童の家」を、いまここで、「映画」が生まれた場所そのものを体現する「光」の館、映画館で鑑賞するという特権的な体験が可能となったことを心から喜びたい。(パンフレットの論考より抜粋)
清原惟(映画監督・映像作家)コメント
「河童の家」に寄せて
わたしがいない間、家はどう過ごしているんだろう。家はどんな光を浴びて、どんな呼吸をして、どんな匂いを、どんな温度、どんな時間を過ごしているのか。芝田さんの作品を観ていると、そういった不可視の時間へ思いをめぐらせてしまう。人間が作ったものであっても、まるで自然のなかにいるみたいな時間を生きることがあるのだと。
鈴木理策(写真家)コメント
「暝映」に寄せて
夢か、現か、幻か。
「暝映」はカメラに呼吸を与え、風を呼ぶ。
揺らぐ光は、いま見えているのか、思い出しているのか。
月に向かって立ち昇る煙は観音の姿に。
これは明恵の夢だろうか。
映画ナタリー @eiga_natalie
芝田日菜の特集開催、「河童の家」「暝映」「水面に映る家」が劇場初公開(コメントあり)
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