海外ドラマ「モンテ・クリスト伯」の試写会イベントが本日12月10日に東京・キネカ大森で開催。トークゲストとして、
アレクサンドル・デュマによるフランス古典文学「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」を映像化した全8話の同ドラマ。2024年にヨーロッパ諸国を中心に配信された作品で、無実の罪で投獄された若き船乗りエドモン・ダンテスの復讐劇が描かれる。主人公エドモンを「ハンガー・ゲーム」シリーズの
海外ドラマファンとしてイベントに登壇した新内。原作の物語は知らなかったという彼女だが、「こんなに面白かったんだ!と思いました。展開が速くて、あっという間に時間が過ぎ去りました」と興奮気味に語る。続けて「あと、人の嫉妬って本当に醜いな……と。フェルナン(演:ハリー・タウラシ)とダングラール(演:ブレイク・リットソン)は本当に許せなかったです!」と、エドモンの復讐相手についても言及した。
梅澤は「『モンテ・クリスト伯』は、デュマが1844年から1846年にかけて新聞の連載小説という形で発表した作品です。ちょうどこの頃から新聞に連載小説が載るようになりまして、読者は続きが読みたくて新聞を定期購読するほどでした」と原作が生まれた背景を解説する。また「その後も何度も舞台化や映画化がなされてきました。日本でもいろいろな映像化がありますが、面白いのは、江戸時代の日本を舞台にしたドラマ(1979年にNHKで放送された草刈正雄主演のテレビ時代劇『日本巌窟王』)です」と紹介した。
第2話まで視聴した新内は、お気に入りのキャラクターを問われ「メルセデス(演:アナ・ジラルド)ですね。女性として、恋人(エドモン)の帰りを待つところに美しさを感じてしまいます」と回答する。梅澤は「ドラマだと大人っぽく見えますよね? でも実は、原作のメルセデスは20歳にも満たない少女なんです」と伝え、「ドラマの中で彼女は、(無実の罪で連れて行かれる)エドモンのことを追いかけて港まで行っていましたよね。原作だとエドモンは気付いたらいなくなっている状態で、メルセデスは彼があの島(の地下牢)にいることを知らない。だからこそ、フェルナンとあんなことに……」と3話以降の展開に触れ、新内を驚かせていた。
梅澤は、フェルナンとダングラールが悪事をたくらむ酒場に、店員として居合わせるカドルッス(演:ジェイソン・バーネット)を一押しのキャラクターに挙げる。「ドラマですと、2人を止めようとするすごくいい人として描かれていますが、原作では店員ではないうえに酔っ払いなんです。でも、その後の物語にかなり関わってくる人物なので、ドラマでも今後彼がどうなるのか気になります」と楽しそうに口にした。
復讐がテーマの本作にちなみ、「リベンジしたいことや、取り返したいことは?」という話題に。新内は「復讐まではいかないんですけど、取り返したいものはありますね。乃木坂46時代のレッスン時に、靴下を忘れてしまうメンバーがけっこういたんです。そのたびに貸していたら、どんどん私の靴下がなくなって(笑)。気付いたら『洗濯してもう1回履いてるよね?』というメンバーもいたので、全部返してほしい。ざっと10足は奪われていると思います」と明かし、会場の笑いを誘っていた。
全8話のドラマ「モンテ・クリスト伯」は全国無料放送のBS12 トゥエルビで1月4日より独占日本初放送。毎週日曜19時より2話連続でオンエアされる。
ドラマ「モンテ・クリスト伯」放送情報
放送局
BS12 トゥエルビ
日時
2026年1月4日(日)スタート 毎週日曜 19:00~
※全8話 / 2話連続放送
※英語・日本語字幕
Hydra.exe @_hydra_exe
@eiga_natalie この記事は、新内眞衣さんが話題のドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(主演:窪田正孝、フジテレビ系)について、原作との違いに驚きつつ、お気に入りのキャラクターを語ったというイベントレポートです。