“時代の寵児”ノエル・カワードがキーマンに、「ダウントン・アビー」最終章の新写真

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英国ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズの最終章となる映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」。物語を動かす重要なキーマンとして、当時のイギリス文化を象徴する実在の人物ノエル・カワードが登場する。

映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」新場面写真。左から長女メアリー、ノエル・カワード、俳優のガイ・デクスター

映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」新場面写真。左から長女メアリー、ノエル・カワード、俳優のガイ・デクスター

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20世紀初頭の英国貴族クローリー家と屋敷で働く使用人たちが織りなす人間模様を描き、2010年の放送開始から2015年のシーズン6まで世界200以上の国や地域で愛されてきた本シリーズ。劇場版3作目となる今作では、時代が1930年代へ突入し、近代社会に足を踏み入れたクローリー家と使用人たちの新たなドラマが展開していく。

映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」ポスタービジュアル

映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」ポスタービジュアル [高画質で見る]

俳優・劇作家・作曲家・演出家と多彩な才能を発揮し、トニー賞やアカデミー賞を受賞したカワード。ガートルード・ローレンスやチャールズ・チャップリン、マレーネ・ディートリヒら著名人と親交があり、首相になる前のウィンストン・チャーチルとは写生に出かける絵描き仲間でもあった。セレブリティという概念が確立される以前に、有名人として多大な影響力を持っていた彼は、上流階級の貴族たちをも魅了した“時代の寵児”だ。

本作では、長女メアリーが自らの離婚騒動により地元社交界から距離を置かれる中、次女イーディスが「みんなが彼に会いたいに違いない」と見込み、友人のカワードを晩餐会に招くという大胆な策に出る。メアリーの離婚を喜劇として捉え、のちの代表作となる戯曲「私生活」のネタにしてしまう彼の奔放な振る舞いは、窮地のクローリー家の追い風となるのか。メアリー役のミシェル・ドッカリー、次女イーディス役のローラ・カーマイケルが続投し、カワードにはアーティ・フラウスハンが扮した。

脚本を手がけたジュリアン・フェローズは、カワード登場の理由について、彼の戯曲「ビター・スウィート」が1930年に初演されたことに着目したと説明する。「クローリー家にとって脅威とはならない、穏やかな“現代性”をもたらすキャラクター」を必要としていたフェローズ。自由な思想を持つカワードは、旧習に縛られた上流社会において、メアリーが再び受け入れられるための道筋を作る存在として描かれる。

また劇中では「ビター・スウィート」で使用された楽曲「I'll See You Again」をはじめ、カワードが手がけた楽曲を多数使用。監督を務めたサイモン・カーティスの父が「ノエル・カワードの日記(The Noël Coward Diaries)」を出版した縁で、カワード本人から譲り受けた「NC」のイニシャル入りピルケースが小道具として登場するなど、制作陣による敬意も込められている。

「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」は、1月16日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開。

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Miracle Chukwudi @miraj076

@eiga_natalie これは素晴らしい

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