本作は、ヤンキーとして荒れていた田上湖音波(たがみ・ことは)が、親友の事故死をきっかけに猛勉強を経て脳神経外科医となり、医療現場に新しい風を吹き込んでいく“痛快医療エンタテインメント”。患者に寄り添いながら、あらゆる理不尽に真っ向から挑んでいく湖音波に橋本が扮する。
向井が演じるのは、都立お台場湾岸医療センター・脳神経外科部長の中田啓介(なかた・けいすけ)。バイク事故で緊急搬送されてきた湖音波の命を救ったスゴ腕医師で、湖音波が脳神経外科医を目指すきっかけになった人物だ。患者を救うことに全身全霊を懸けていたが、現在は患者よりも利益重視・合理的経営を目指す病院上層部の言いなりとなっている。
宮世は、新人看護師の鈴木颯良(すずき・そうら)役で出演。明るく人懐っこい性格で、ヤンキーマインド全開な湖音波に興味を持つ。ノリは軽いが、看護師を目指すきっかけとなった悲しい過去を秘めた人物でもある。
吉田が演じるのは、湖音波を男手ひとつで育てた元ヤンキーの父・田上潮五郎(たがみ・ちょうごろう)。岐阜で食堂を営んでいたが、娘を心配するあまり上京し、病院の院内食堂で働き始める。得意料理は“どて煮”。
向井は「パリピ孔明」のスタッフ陣との再会を喜びつつ、「今作は命に関わることをテーマとして扱うので、もちろん軽い気持ちではできません。そして作品として説得力のあるものにしないといけないという意味では、背筋が伸びる思いで臨ませていただきます」と意気込みを伝える。宮世は「颯良は今どきの若者らしい感覚を持っている役なので、昭和的で“ザ・ヤンキー”な湖音波先生とのギャップも面白くなると思います」と演じる役の見どころを説明。吉田は橋本との共演について「ようやく親子としてご一緒することができて念願叶いました(笑)。元ヤンキー同士のドスのきいた掛け合いは、ドラマの見どころの一つになるはずです!」とアピールした。3人のコメント全文は以下に掲載している。
「ヤンドク!」は毎週月曜21時からオンエア。脚本はドラマ「パリピ孔明」や連続テレビ小説「おむすび」の
向井理 コメント
オファーを受けた際の感想、出演への意気込み
「パリピ孔明」でご一緒したプロデューサーさんにまた呼んでいただけたということは、少なくとも嫌われてはいないということなので良かったです(笑)。というのは冗談ですが、またご一緒できるのはすごくうれしいです。今作は命に関わることをテーマとして扱うので、もちろん軽い気持ちではできません。そして作品として説得力のあるものにしないといけないという意味では、背筋が伸びる思いで臨ませていただきます。
自身が演じる役柄について
中田は医療従事者としての姿勢が、現在と過去でまったく違う部分があります。ストーリー上でも、後半にかけて前半とはひと味ちがった(中田の)思いが見えてくるので、監督とは前半はあえて何を考えているのか読めない、とらえどころの無いキャラクターにした方がいいのではと話していました。細かいところでは、せりふを発しないシーンでのちょっとした表情や目線を意識して演じています。ささいなシーンでも少し含みを持たせるような、見ているみなさまにいろいろと想像してもらえる役になればいいなと思います。
台本を読んだ感想
脚本の根本ノンジさんも「パリピ孔明」でご一緒させていただいたのですが、エンタメ要素も多い今作はノンジさんが得意とする分野だと思っています。主人公以外にもキャラが濃い人々が出てくるので、それを誰が演じるのか自分も楽しみにしています。橋本さん演じる湖音波が猪突猛進で医療の現場に切り込んでいく様は、“痛快医療エンタメ”という響きにふさわしくなると思うのでご期待ください。
宮世琉弥 コメント
オファーを受けた際の感想、出演への意気込み
“月9”さんは「ナイト・ドクター」(2021年、フジテレビ系)ぶりに出演させていただきます。そのときは闘病している恋人の影響で医療職を志す役だったのですが、まさか目標にしていた同じ“月9”で看護師という医療従事者として、こうして戻ってくることができて、すごくご縁を感じています。看護師は初めての役どころなので手術シーンを演じるのも初めてになりますが、演じる者としてしっかり向き合っていきたいです。
自身が演じる役柄について
鈴木颯良を演じるにあたって、(佐藤)監督からは“宮世くんのままでいいよ”と仰って頂けて(笑)。普段だったら“颯良だったらどうするか”という考え方ですが、今回は自分だったらどうするかという演じ方もさせて頂けそうです。颯良は今どきの若者らしい感覚を持っている役なので、昭和的で“ザ・ヤンキー”な湖音波先生とのギャップも面白くなると思います。そんな、今の若い人たちが大人の方々に抱いているようなギャップを、颯良は楽しんでいると思うので、その部分も共感していただけると思います。
台本を読んだ感想
毎話感動できるヒューマンドラマな部分がありますし、濃いキャラクター同士の掛け合いで思わず笑ってしまうコメディー的な部分もあります。そして、主人公を担う湖音波先生は筋が一本しっかり通ったキャラクターなので、少しぶっ飛んでいても違和感がなくストーリーに納得感もあって、本当にいろいろな楽しみ方ができるハイブリッドな作品になっていると思います!
吉田鋼太郎 コメント
オファーを受けた際の感想、出演への意気込み
環奈さんとは「今日から俺は!!」でご一緒していましたが、同じシーンで掛け合うということはありませんでした。怪演っぷりをそばで見ていて“すごい女優さんだ”と思っていたのに、共演シーンがなく残念だと思っていたんです。その後の映画「湯道」(2023年)でも掛け合いがほぼなく不完全燃焼だったのですが、今回はようやく親子としてご一緒することができて念願叶いました(笑)。元ヤンキー同士のドスのきいた掛け合いは、ドラマの見どころの一つになるはずです!
自身が演じる役柄について
最近SNSで前にドラマで演じた役について、“声がうるさい、発声が舞台っぽい”って書かれていて(笑)。だから今回は、あえて抑えめな芝居にしようと考えていたのですが、(佐藤)監督からは“ダメです!でかい声で演じてください!”と力強く言われて吹っ切れたので、今回もブレーキをかけずにフルスロットルで演じさせていただきます。
台本を読んだ感想
泣けて笑える起伏に富んだ作品になるのではないでしょうか。ヤンキーだった人が悲しい出来事をきっかけに猛勉強をしてドクターになる…ぶっ飛んだ主人公がすごく魅力的で、視聴者の方にも絶対に楽しんでいただけるはず。医療作品なので重厚感ある部分はもちろん、主人公を取り巻くはっちゃけた部分の両方がある作品だと思いますが、私にははっちゃけ部分を期待されていると思いますので、良い塩梅で演じさせていただければと思います。
月9ドラマ「ヤンドク!」番組情報
放送局・放送日時
フジテレビ系 2026年1月12日(月・祝)スタート 毎週月曜 21:00~21:54
※初回は30分拡大
スタッフ・キャスト
脚本:根本ノンジ
演出:佐藤祐市 / 淵上正人 / 菊川誠 / 朝比奈陽子
出演:橋本環奈 / 向井理 / 宮世琉弥 / 吉田鋼太郎 ほか
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リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
橋本環奈主演の月9ドラマ「ヤンドク!」に向井理、宮世琉弥、吉田鋼太郎が出演
元ヤン脳神経外科医・湖音波(ことは)を取り巻く人物たち
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