少年と風船が仲良くバスを待つ、アルベール・ラモリスの短編「赤い風船 4K」新写真

フランスの映画作家アルベール・ラモリスの短編映画「赤い風船 4K」の新たな場面写真7点が到着した。

「赤い風船」は、パリの街を漂う不思議な赤い風船と少年の友情を描く物語。第29回アカデミー賞脚本賞、第9回カンヌ国際映画祭短編パルムドール賞などに輝いた。同時上映される「白い馬」では、南仏の野生馬と漁師の少年の間に芽生える絆が詩的に描かれる。本作もまた第6回カンヌ国際映画祭の短編グランプリや1953年度ジャン・ヴィゴ賞を受賞した。

場面写真には少年と風船が一緒にバスを待つ様や、物陰から少年が風船の様子を伺う姿、風船が建物に入ってた少年を外で健気に待つ様子などが捉えられている。

なおこのたび、ラモリスの実子であり、主人公の少年を演じたパスカル・ラモリスからメッセージが到着。彼は「日本には行ったことがありませんが、近々ぜひ訪れたいと思っています」「幼い頃、父アルベールが日本で買ってきてくれた本を枕元に置き、大切にしていました」「黒澤明監督の作品が好きです」と語っている。

「赤い風船 4K」「白い馬 4K」の2本立て、ラモリスの特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」は、11月14日よりシネマート新宿ほか全国で順次公開される。

特集上映「アルベール・ラモリスの知られざる世界」予告編