映画「
主演の福山は、脚本の準備稿ができるよりも前から本企画に参加したという。彼は「田中監督やプロデューサーの上原(寿一)さん、監督補やADの方なども加わって、みんなで読み合わせをしたんです。そこで(セリフの)トーンやスピード、展開も把握させてもらったのですが、演劇サークルみたいな雰囲気で楽しかったですね」と振り返る。田中も「貴重な機会でした。そこで神尾武史という役が深まっていったように思います」と述懐した。
初共演の有村を、福山は「とにかく力のある俳優さん。父を殺されたことへの憎しみや怒りを内包しながら武史に付いて行く真世を演じるのは難しいことだと思うけれど、見事でした」とたたえる。有村は福山との宣伝活動を回想し「(出演した各番組で)福山さんが、かつて一緒に仕事をしてきた戦友のような方々と楽しそうにお話しされるところを見て、関係性が素敵だなと思いました」と述べた。
岡崎は役作りに関して「地元から離れて東京で働いている設定。東京の風をまとわせるイメージで、ビシッとしたい気持ちもあって、髪を切ってみることを監督に提案しました」と明かす。伊藤は、クランクインが
本作の撮影時、ZIPPOを使うあるシーンで「キャリア史上もっともNGが多く出た」と話す福山。マジックの稽古を重ねてきた彼は、CGに頼らずシーンを作り上げるこだわりで、20テイク近く撮影したという。福山は「生瀬さんがけっこうセリフを言わなきゃいけないシーンでもあったんですけど、僕が何回も失敗するので申し訳なくて。『すみません』と言っていたら、生瀬さんが『回を重ねるごとに僕のセリフもなめらかになりますから、何回もやりましょう』と。これが大俳優の矜持!」と声を張り、客席からは拍手が巻き起こった。
イベント終盤には、本作の登場人物たちがそれぞれ何かしらの嘘をついていることから、「最近ついた小さな嘘は?」というトークテーマが。福山は「毎日嘘ついているからな……(笑)。寒いけどエアコンの風について何も言えなかったり」と答える。有村は「タクシーに乗ったとき、運転手の方に『タレントさんかなんかですか?』と聞かれて『違います』と答えました」と茶目っ気たっぷりに伝えた。
最後は福山の合図でキャスト・観客が劇中のセリフで「イッツ・ショータイム!」と声を合わせ、イベントを締めくくった。
「ブラック・ショーマン」は全国で公開中。
マジシャンKiLa@超絶技巧チャンネル @LensukeKiLa
史上最多NG出させてしまった
その犯人は…😅 https://t.co/WYBik3HOrs