「悪魔がはらわたでいけにえで私」「ザ・ゲスイドウズ」の
本作は、古色蒼然とした“紙人形の呪い”がSNSを介して2カ国間で拡散するさまを描いたホラー。東京で暮らす美容師・璃子の身近では、木槌で紙人形をたたく異様な動画がSNSを通して回遊していた。そして台湾の友人・淑芬(シューフン)が変死体として発見され、親友・あいりは璃子の眼前で命を絶ってしまう。ついに自分のもとにも動画が届いた璃子は、呪いの発生地と思われる台湾に向かい、怨念の正体を暴こうともがくのだった。
主人公・璃子を演じたのは、大河ドラマ「光る君へ」やNetflixシリーズ「地面師たち」に出演した
なお「ザ・カース」は、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭、アメリカのファンタスティック・フェスト、ナイトメアズ映画祭、台湾の高雄映画祭、フランスのストラスブール・ヨーロピアン・ファンタスティック映画祭といった海外映画祭への出品が決定している。監督・脚本を担当する宇賀那、日本プロデューサー・鈴木祐介、台湾アートディレクター・陳若宇のコメントは下記にまとめた。
宇賀那健一 コメント
日本と台湾の合作映画を監督しました。台湾のキャスト・スタッフとの仕事は素晴らしく、ご飯もロケーションも最高で、早くまた台湾の方々と台湾で映画が撮りたくて仕方がありません。ファンタスティック・フェスト、シッチェス映画祭、ストラスブール・ヨーロピアン・ファンタスティック映画祭、高雄映画祭などなど数々の素晴らしい映画祭で、僕にとっての初めての真面目(?)なホラー映画がどう受け取られるかとても楽しみです! どうぞお楽しみに!
鈴木祐介(日本プロデューサー / ライツキューブ)コメント
企画当初はこれほど多くの映画祭にノミネートされるとは思っていませんでした。最高のキャスト・スタッフのおかげで実現でき、心から感謝しています。特に初主演の海津雪乃さんは大きなプレッシャーの中で最後まで走り抜けてくれました。日本と台湾の魅力が融合した作品ですので、ぜひ劇場でお楽しみください。
陳若宇(台湾アートディレクター)コメント
本作は劉士華プロデューサーからお話をいただき、日本チームと共同で参加しました。物語の半分は台湾が舞台で、日台の俳優が出演。宇賀那監督の独自の魔幻的かつ力強い作風に惹かれ参加を決意しました。監督は美術面でも自由を与えてくださり、文化の融合や「呪い」を通じた人間関係や嫉妬を描くことで、日台の感覚が交差する新たな映像体験を目指しました。
宇賀那健一の映画作品
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柚季 @raim2005
日台ホラー「ザ・カース」2026年1月に公開、「呪詛」チームと宇賀那健一がタッグ - 映画ナタリー https://t.co/tvxyBhdz92