ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING / ミス・キング」の合同取材が東京都内で行われ、主演を務める
本作は、天才棋士の父に捨てられた国見飛鳥が将棋を通じて自らの人生を取り戻す物語。父への復讐心に突き動かされた飛鳥は、共犯者である“元棋士のヒモ男”藤堂成悟の復讐計画に乗って“史上初の女性棋士”を目指していく。飛鳥をのん、藤堂を
ダークな一面を持つ飛鳥を演じることについて、のんは「すごくぶっきらぼうで荒っぽいんですが、内面は繊細で鬱屈している、ちょっと危なっかしい感じが出せたらいいのかなと思いました。長く続く重たいシーンから将棋のパートに持っていくにあたって、どうやったら観ている人をグッと惹きつけられるのか、皆さんの心を最後まで持っていけるのかを模索しました」と語る。また「飛鳥は将棋をやるようになってから、押さえつけられていたポジティブな部分がどんどん現れてきます。最終話の飛鳥は最初とはまったく違った表情をしているので、そのグラデーションも難しかったですね」とも振り返った。
そして「今まで見たことのない表情が詰まっていると思います」「監督とお話しして、衣装を決めたり台本から役を解釈する中で、ドラマ『赤い激流』の水谷豊さんみたいな表現ができたらいいなと思って、研究しました。まるっきりうまくというのは難しかったのですが、その研究があったからこそどうにか役をつかめたなと感じています」と続ける。
のんは駒の扱いに苦労したそう。「自分の駒を相手の駒にぶつける指し方があるんですが、それが難しかったですね。将棋監修の竹部さゆり先生には『1日100回指していれば絶対にうまくなる』と教えられたので、毎日、朝起きてぼーっとしているときにも駒を指していました」と述懐。オンラインでコンピューターを相手に指してルールを覚えつつ、スマホに映っている将棋盤を手元にある実際の将棋盤で再現して練習したという。
撮影エピソードを聞かれると「第1話の鼻血は印象深かったです。1話の監督は山岸(聖太)さんなんですが、以前にMVの撮影でご一緒したときに『のんさんには鼻血を出してもらいたい』と言われたことがあります(笑)。そのときはちょっと面白い感じの鼻血シーンになりました。それで今回台本を読んだら、また鼻血が出てるじゃん!と。監督に話したら『のんさんは鼻血が似合うんです』と返されました」と裏話を披露した。
さらに共演者にも触れ「藤木さんは現場でもずっとかっこよくて、美脚でした(笑)。荒さと男臭さと、藤木さんの持つ色気が合わさって、本当にかっこいいなとしびれました。現場での気遣いも細やかで、夜遅くまで撮影した肌寒い日には、熱々の肉まんの差し入れをしてくださったんです。コンビニに置いてあるような、あの機械まるごと」と感謝する。「中村獅童さんはお父さん役でしたが復讐相手でもあるので、ずっと遠い距離感で接していてくださって。役同士の緊張感を保つためにそうしてくださったんですが、最終日にはめちゃくちゃ優しくお話ししてくださってうれしかったです。私のInstagramアカウントをフォローしてくださったので、すぐにフォロバしました。もともと私もひそかに獅童さんのインスタを拝見していたんですが、フォローしたら変かなと躊躇していたんです」とうれしそうに話した。
全8話の「MISS KING / ミス・キング」は毎週月曜20時に新エピソードがABEMA SPECIALチャンネルほかで配信される。脚本は荒木哉仁、
ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING / ミス・キング」配信情報
配信プラットフォーム・配信日時
ABEMA SPECIALチャンネル、Netflix 2025年9月29日(月)スタート 毎週月曜 20:00~
※ABEMA SPECIALチャンネルは無料配信
※全8話
スタッフ・キャスト
企画:畑中翔太
脚本:荒木哉仁 / 石田剛太 / 山岸聖太
プロデューサー:小林宙 / 櫻井雄一 / 渋谷英史
監督:山岸聖太 / 椿本慶次郎
出演:のん / 藤木直人 / 倉科カナ / 奥貫薫 / 森愁斗 / 鳴海唯 / 西岡徳馬 / 山口紗弥加 / 中村獅童 ほか
将棋ニュース @shogi_jp
「MISS KING」のんが意識したのは「赤い激流」の水谷豊、鼻血シーンの裏話も語る(イベントレポート / コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/PSdHeAWD0O
>将棋監修の竹部さゆり先生には『1日100回指していれば絶対にうまくなる』と教えられたので、毎日、朝起きてぼーっとしているときにも…