大塚寧々の映画「ソーゾク」10月より公開、中山忍・松本明子・川瀬陽太・有森也実も参加

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大塚寧々が主演を務める映画「ソーゾク」が、10月17日より公開決定。メインキャストとして中山忍松本明子川瀬陽太有森也実が参加していることも明らかになった。

「ソーゾク」キービジュアル

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「ソーゾク」場面写真

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「ソーゾク」場面写真

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遺産相続をテーマとする本作は、高齢の母が亡くなった鈴木家の物語だ。仲の良い一家だったが、母の遺産分割をめぐり親族関係はギクシャク。長女・佐藤礼子と次女・田中聡美は実家を売却して金を分けることを提案するが、弟夫婦は“跡継ぎ”を理由に土地家屋が自分たちのものだと主張。そこに亡き長男の嫁・鈴木早苗も加わり、相続トラブルへと発展していく。

「ソーゾク」場面写真

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礼子を大塚が演じ、早苗役に中山、相続診断士の柊貞子役に松本がキャスティング。礼子の夫・佐藤誠一役を川瀬、聡美役を有森が担った。さらにたつなり、真木恵未、船ヶ山哲らも脇を固め、布施博が特別出演している。

「ソーゾク」場面写真

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大塚は「妹や弟達と揉めている状況を、旅立った母はどんな思いで見ているのだろうと思うと、切なく、悲しく胸が締め付けられました。姉として、情けない気持ちにもなりました」と振り返り、「ため息をつきながら、それでも何とかしなければいけないと思い悩む日々。それぞれの思う幸せに向かって一生懸命な愛しい人達を多くの方に観ていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。中山、松本、川瀬、有森のコメントは後述の通り。

藤村磨実也が監督・脚本を担当する「ソーゾク」は、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開。ふればり、ベストブレーンが配給する。

大塚寧々 コメント

ごくごく普通の家族が、相続により関係が微妙になっていく。
相続が争族になってしまうこともある。
誰もが円満に穏やかに過ごしたいのに、揉めたりしたくないのに
家族それぞれの気持ちがあり、収集がつかなくなってくる。
人生を見つめ直したり、泣いたり、怒ったり、笑ったり、それぞれが自分と向き合わなければいけなくなってくる。
妹や弟達と揉めている状況を、旅立った母はどんな思いで見ているのだろうと思うと、
切なく、悲しく胸が締め付けられました。
姉として、情けない気持ちにもなりました。
そんな時は下をむかずに、母を想い空を見上げました。
ため息をつきながら、それでも何とかしなければいけないと思い悩む日々。
それぞれの思う幸せに向かって一生懸命な愛しい人達を
多くの方に観ていただけたら嬉しいです。

中山忍 コメント

「長男の嫁」とは何と大変なのでしょう。
共に人生を歩むはずだった「夫」に先立たれ、残された「お義母さん」といっしょに暮らし、「家」を守ってきたけれど…。「嫁」には何の権利もないことに驚きました!!
私が演じた早苗さんは、すべてにおいて控えめな女性。多くは語らないけれど、何も考えていないわけではなく、良い人だけど、良い人なだけでもない。そして、家族の中にいてもほんのり感じる「疎外感」。早苗さんが表には出さない感情を表現できるように、丁寧に演じました。
この作品では、四人の女性たちがそれぞれの立場で「幸せになるため」に、泣いて笑って、ときにはユーモラスに!! 奮闘する姿が描かれています。
きっと誰かに感情移入できます。
ぜひ、大きなスクリーンでお楽しみください。

追伸:拭き掃除をしているシーンが好きでした。

松本明子 コメント

相続トラブルは、親族の争いと書いて「争族」になることが多い。実家の建物や土地。子供は何人居るのか。
認知症がある場合は成年後見人を誰にするのか。など面倒くさい事ばかりです。お金がからむ事だから、面倒くさくしておかないと後でもっと面倒くさい事になる。

遺言書があるのかないのか? 財産トラブルのほとんどは、ごくごく普通の家族で起きる。お金持ちほど遺言書もきっちり作り、相続の事もしっかり考えるので揉めにくい。
現金や美術品や貴金属などの遺品整理。お墓は誰が面倒見るのか。

私も両親が他界したあと、実家じまいやら、何から始めたらいいのか分かりませんでした。
公平に分ける難しさ、遺言書の大切さ。
「遺産相続」をユーモラスに描いたこの作品! 親の介護や相続を経験した方や、これから我が身の問題になりつつある方に、勉強になりながら、楽しんで観て頂きたい映画です。
家族の絆を今いちど見つめ直して欲しい作品です。

川瀬陽太 コメント

相続なんてまるで他人事だと思っていたのに、気がつけば自分も50歳をとうに過ぎて最近では親兄弟と話し合うようになり、、、当たり前ですが映画は現実の続きなんですね。
皆様も是非ご自分の人生に引き付けて観て欲しいです。
ホラーのようにおっかなくそれぞれが真剣ゆえにコメディなのです!

有森也実 コメント

次女・田中聡美を演じている時の心の在り様と、作品になって役を観た時のギャップが、「ソーゾク」の大きな魅力だと思います。大真面目に演じた聡美の姿に、完成した映像では思わず大笑いしました。
人間を俯瞰し、亡き母の目線で見ると、おかしみや醜さ、そして愛おしさが、登場人物が必死であればあるほどコミカルに映ります。
その笑いの奥にある苦みが、作品の味わいを一層深くしていると思います。
誰もが経験するであろう相続の物語。
映画「ソーゾク」を劇場でご覧いただければ嬉しいです。

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©2025「ソーゾク」製作委員会

読者の反応

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川瀬陽太 @YOHTAK

もう自分も気づけば相続なるワードに親近感を持つ年齢になったが故、この企画はいいかもなーと思い参戦です! https://t.co/mjW05n6DEK

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