エンタテインメント領域に特化した新たなクラウドファンディングプラットフォーム・シネファが8月7日にリリース。プロジェクトにDOKUSO映画館の創業者・玉井雄大が参加している。
シネファは資金調達の場にとどまらず、支援と発信が一体となったコミュニティの創出を目指すもの。契約関連や物流の運用をナカチカ、インディーズクリエイターの二次利用のアドバイスをモクカがサポートし、クリエイターに寄り添った運営を行っていく。
これまでのクラウドファンディングでは高額な手数料、時間が掛かる審査、リターン品の管理が課題とされてきた。シネファでは集まった支援金がすべてクリエイターに届けられることで、資金繰りの悩みを軽減。プロジェクトページの作成時間や手間も大幅に削減されるほか、審査が最短即日で完了となるためスピーディに支援募集を開始できる。加えて、ノベルティなどのリターン品制作から発送までも代行する。実施方式として、目標金額の達成の有無にかかわらず支援金を受け取る“All In”型のみ対応可能だ。
玉井は「私自身、クラウドファンディングを活用し、多くのご支援を頂いた経験がありますが、少人数の体制では準備やリターン品の発送が負担になり、心から制作に集中することが難しいこともありました」と吐露。「『シネファ』では、映画や演劇、ものづくりなど広くクリエイターが作品制作に集中できる環境を提供すること、そしてご支援いただき制作した作品が『作っただけ』で終わらず、広く届けられるように幅広く支援していける土台を用意しています」とアピールした。
なお実例として、千葉・キネマ旬報シアターがシネファに参加したことも明らかに。老朽化による基幹設備リニューアル工事のため、目標金額を7000万円に設定したプロジェクトを実施する。
玉井雄大 コメント
今回、多くの仲間とともに、エンターテインメントに特化したクラウドファンディングプラットフォーム「シネファ」を立ち上げることができました。私自身、クラウドファンディングを活用し、多くのご支援を頂いた経験がありますが、少人数の体制では準備やリターン品の発送が負担になり、心から制作に集中することが難しいこともありました。「シネファ」では、映画や演劇、ものづくりなど広くクリエイターが作品制作に集中できる環境を提供すること、そしてご支援いただき制作した作品が「作っただけ」で終わらず、広く届けられるように幅広く支援していける土台を用意しています。
DOKUSO映画館の時から夢描いていた世界をエンターテインメント全体に広げ、今度はシネファで実現していけたらと考えています。あなたの大事な作品を一緒につくらせていただけたら嬉しいです。
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おおとも ひさし @tekuriha
新たなクラウドファンディング・シネファが誕生、DOKUSO映画館の創業者・玉井雄大が参加 - 映画ナタリー
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