クリストファー・ノーランがブラザーズ・クエイのスタジオを訪問、短編「Quay」限定上映

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スティーヴン・クエイティモシー・クエイからなる双子の映像作家ブラザーズ・クエイの19年ぶりの新作長編「砂時計サナトリウム」が、東京のシアター・イメージフォーラムで公開中。このたび同作の新場面カットが解禁されたほか、クリストファー・ノーランが2人のスタジオを訪問して制作した短編ドキュメンタリー「Quay」が7月19日、20日に併映されるとわかった。

「Quay」スチル Photo by Roko Belic

「Quay」スチル Photo by Roko Belic

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「砂時計サナトリウム」新場面カット

「砂時計サナトリウム」新場面カット[拡大]

「砂時計サナトリウム」新場面カット

「砂時計サナトリウム」新場面カット[拡大]

ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの短編集をもとにした人形アニメーション「砂時計サナトリウム」は、死の床にある父を見舞うためにサナトリウムを訪れる青年ヨゼフの物語。彼はサナトリウムを仕切る怪しげな医師ゴッタルダと出会い、やがてサナトリウムが現実と夢のはざまに漂う世界であることに気付くのだった。

ブラザーズ・クエイ

ブラザーズ・クエイ[拡大]

「Quay」は、ノーランが35mmフィルムを用いてブラザーズ・クエイの創作現場を撮影したもの。作中では人形を生き生きとさせるための光のこだわりや、哲学が映し出されていく。彼らのファンであったノーランは、かつて展覧会「The Quay Brothers in 35mm」をキュレーション。「Quay」は同展覧会でもプログラムされた。このたびノーランのスタジオSYNCOPY FILMSとBritish Film Instituteの協力によってフィルムを取り寄せ、アテネ・フランセ文化センターの字幕制作と字幕投影にて上映が実現した。

「ベンヤメンタ学院」場面写真(配給:ダゲレオ出版)

「ベンヤメンタ学院」場面写真(配給:ダゲレオ出版)[拡大]

加えてブラザーズ・クエイの初長編作「ベンヤメンタ学院」が、ダゲレオ出版の配給によって特別上映されることも明らかに。1995年に製作された同作では、執事の養成学校ベンヤメンタ学院の日常が実写とミニチュアの融合で描かれる。現段階では上映日程や回数は未定だ。

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©Koninck Studios SPK Galicia Limited, IKH Pictures Production SP Z O.O., Telewizja Polska S.A., Adam Mickiewicz Institute/Culture.pl, Match Factory Productions GmbH and The British Film Institute 2024

映画「砂時計サナトリウム」予告編

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