「あんぱん」阿部サダヲが語る屋村草吉の人物像、「嵩は気になって仕方ない存在」

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連続テレビ小説「あんぱん」より、屋村草吉を演じる阿部サダヲのコメントが到着した。

「あんぱん」より、阿部サダヲ演じる屋村草吉

「あんぱん」より、阿部サダヲ演じる屋村草吉

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「あんぱん」より、左から今田美桜演じる朝田のぶ、阿部サダヲ演じる屋村草吉

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本作は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと小松暢をモデルにした物語。何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでが描かれる。今田美桜が主人公のぶ、北村匠海(DISH//)が嵩役でキャスティングされた。

「あんぱん」より、阿部サダヲ演じる屋村草吉

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「あんぱん」場面写真

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阿部演じる草吉はどこからともなくやって来た風来坊のパン職人で、のぶと嵩の人生に大きな影響を与えていく人物。「こころ」以来の連続テレビ小説への出演となった阿部は「朝ドラは、お父さん役もできる年齢になってきたかなと思っていましたが、それとはまたちがう、風来坊のパン職人というおもしろい役をいただけて、やりがいがあるなと感じています。僕の想像ではありますが、草吉は何かを諦めてきて、愛情に飢えている。だからこそ、人にすごく興味がある人物なのかなと。一見冷たそうに見えますが、結局は困っている人がいると助けたくなってしまうのだと思います。とはいえ、特に前半は、なんだかよく分からない人でいたほうがいいんだろうなと思って演じていました」と語った。

「あんぱん」場面写真

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のぶと嵩を草吉としてどのように見ているか?という質問には、「あの二人の関係性はすごくおもしろいなと思いながら見ています。のぶのように、あれだけ明るくまっすぐに向かってきてくれる人ってなかなかいないと思いますし。だから、嵩はこの人がいいなと思ったんでしょうね」と述べ、「草吉からすると、嵩はどこか似ているところがあったんだろうなと。最初に川辺で、ひとりぼっちでいる嵩を見たときから、そのさみしげな姿に、何かシンパシーを感じたんだと思います。草吉からすると、嵩は気になって仕方ない存在なのかもしれません」と分析する。

「あんぱん」場面写真

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そして阿部は「『あんぱん』は、愛があり、やさしい気持ちになれる作品だと思います。草吉はずっと朝田家にいましたが、やっぱり風来坊ですからね。どこかに行かなくてはなりません(笑)。草吉の戦争への思いというのも、このあと明らかになると思いますので、ぜひ今後の展開も楽しみに見てもらえるとうれしいです」と呼びかけた。コメント全文は後掲している。

「あんぱん」はNHK総合ほかで放送中。中園ミホが脚本を執筆し、柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉が演出を手がける。

阿部サダヲ コメント

草吉の人物像・演じるうえで意識していること

朝ドラは、お父さん役もできる年齢になってきたかなと思っていましたが、それとはまたちがう、風来坊のパン職人というおもしろい役をいただけて、やりがいがあるなと感じています。僕の想像ではありますが、草吉は何かを諦めてきて、愛情に飢えている。だからこそ、人にすごく興味がある人物なのかなと。一見冷たそうに見えますが、結局は困っている人がいると助けたくなってしまうのだと思います。とはいえ、特に前半は、なんだかよく分からない人でいたほうがいいんだろうなと思って演じていました。

草吉は言葉遣いが荒いので、ただの気が強い人に見えないよう、なるべくあたたかい印象に持っていけるようにしたいと思っています。釜次さん(吉田鋼太郎)との掛け合いで、ユーモアのある感じに見えるといいなと。あとは、脚本の中園さんに「ヤムさん、おもしろくしてください」と言われたので(笑)。暗くなるような場面も、明るくしていければと思っています。ただ、皆さんが方言に苦労されていて、僕が勝手なことをしてしまうと、急には方言が出てこなくて困らせてしまうので。そこはあまり乱すことはしないように気をつけています。

パン作りの練習について

実際にパンの工場に行って、パンをこねて、あんこを包んでという基礎から練習しました。撮影では、道具も作り方もその時代に合わせています。パンがおいしそうに見えないから撮り直しということもありましたし、ツヤ感が重要みたいです。「あんぱん」を見て、朝ごはんがパン派になる人も多いんじゃないかな(笑)。

草吉があんぱんで悲しみに包まれた朝田家の人々を救ったり、のぶや嵩の受験のときに“合格あんぱん”をあげたり、元気になってほしいときにあんぱんを焼くっていうのは、いいですよね。いつの間に作っていたんだろうという場面も多いですが(笑)。みんなのことを思って、こっそり作っているんでしょうね。

草吉として、のぶと嵩のことをどう見ているか?

あの二人の関係性はすごくおもしろいなと思いながら見ています。のぶのように、あれだけ明るくまっすぐに向かってきてくれる人ってなかなかいないと思いますし。だから、嵩はこの人がいいなと思ったんでしょうね。草吉からすると、嵩はどこか似ているところがあったんだろうなと。最初に川辺で、ひとりぼっちでいる嵩を見たときから、そのさみしげな姿に、何かシンパシーを感じたんだと思います。草吉からすると、嵩は気になって仕方ない存在なのかもしれません。

視聴者へのメッセージ

「あんぱん」は、愛があり、やさしい気持ちになれる作品だと思います。草吉はずっと朝田家にいましたが、やっぱり風来坊ですからね。どこかに行かなくてはなりません(笑)。草吉の戦争への思いというのも、このあと明らかになると思いますので、ぜひ今後の展開も楽しみに見てもらえるとうれしいです。

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