安藤玉恵の初エッセイ「とんかつ屋のたまちゃん」発売、東京・荒川での日々つづる

「ラストマイル」「PERFECT DAYS」への出演で知られる俳優・安藤玉恵による初の書籍「とんかつ屋のたまちゃん」が、明日5月28日に幻冬舎から刊行される。

本書は、かつて阿部定事件が起きた東京・荒川区尾久の商店街にある安藤の実家・とんかつ屋「どん平」での、幼少期から現在に至るまでの日々がつづられたもの。一家の大黒柱だった祖母、放蕩する祖父、数々の地元での伝説を持つ父、太宰治好きのファンキーで臥せりがちな母、そんな母を一緒に看病した兄、その周りにいた商店街の人々についてのエピソードが収録された。

安藤は本書の中で「尾久で生まれていろんな大人たちを見てきたことで、今やっている仕事を楽しめているんだろうと思うことがよくあって」と書いている。担当編集者は「『なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう』。帯に書いたように、まさにそんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイです」と語った。

なお安藤が出演する「でっちあげ ～殺人教師と呼ばれた男」は、6月27日から全国で公開される。

担当編集者 コメント

「なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう」。帯に書いたように、まさにそんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイです。俳優からまたひとり、新しい書き手が現れたと思います。

とんかつ屋のたまちゃん

幻冬舎 2025年5月28日（水）発売
体裁：四六判変形並製
ページ数：124ページ
価格：税込1540円