第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を受賞した香港映画「年少日記」が、6月6日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される。YouTubeでは本予告が解禁された。
本作はある高校教師の幼少期の記憶を紐解きながら、香港の苛烈な競争社会において子供が受けるプレッシャーや家庭内暴力などの痛切な現実を描いた物語。「SPL 狼たちの処刑台」の脚本を手がけたニック・チェクの監督デビュー作で、脚本と編集も兼任した。「ある殺人、落葉のころに」や「母性のモンタージュ」に出演し、監督・撮影監督としても活躍するロー・ジャンイップが主演を務めている。
物語は教師のチェンが勤める高校で、自殺をほのめかす遺書が見つかることから始まる。そこには彼が子供の頃の日記につづったのと同じ「私はどうでもいい存在だ」という言葉が書かれていた。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の記憶をよみがえらせていく。それは弁護士で厳格な父のもとで弟と育った、つらい記憶だった。
配給はクロックワークスが担当。ポスターには、大人になったチェンが何かを回顧するようなまなざし、うつむいた顔で屋上の縁に座る少年の姿が切り取られた。「僕は、どうでもいい存在──」というコピーが添えられている。
映画「年少日記」本予告
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予告編からもう辛い。現役の児童生徒だけじゃなくて、学校の先生もこういう思いを経て現職に就いている人もいるだろう。教員対象試写会などがあるといいかも。そして原題通りの題名も有り難い。思ったより公開日も早くて良い>もちろん地元に来てほしい https://t.co/Fgp8MCFKtT