映画「
馳星周の同名小説を映画化した本作は、たった1人の大切な人に会うために、5年の歳月を掛けて東北から九州まで3000kmを旅する犬・多聞(たもん)の物語。高橋が家族のために被災地で窃盗団のドライバーをする青年・中垣和正、西野がある秘密を抱えながらデートクラブで働く須貝美羽を演じた。
多聞役のさくらと仲良く登場した高橋は「撮影から1年が経ち、皆さんにどのように受け取っていただけるか日々わくわくしながら過ごしています」と笑顔を見せる。西野は「私は滋賀県での撮影が多かったのですが、豊かな自然の中でさくらと撮影することができ、すごくきれいな画が撮れました」と回想。さらに「実は、顔合わせではさくらと一度も目が合わず、すごく不安でした」と打ち明ける。初日からさくらと目が合ったという高橋が「さくらは女の子なので、飼い主さんに『イケメンが好き』と言われました」とジョークを飛ばすと、西野は「私は同性だから『あなた何?』って感じだったのかな(笑)。でもだんだんと慣れてくれて、おもちゃを持って『遊んで』と来てくれたのがうれしかったです」とほほえんだ。
西野は「(多聞に)フリスビーを投げるシーンがあったのですが、私のほうが下手すぎて、さくらが戸惑ってしまって(笑)。そりゃ取れないよ!というところに投げてしまい、申し訳なかったです」とエピソードを披露。高橋は「さくらは水が好きなので、琵琶湖のシーンでは水際ギリギリで『入りたいけど、ダメって言われてるから……』と葛藤していて、すっごくかわいかったです」とさくらとの撮影を懐かしむ。また高橋は「お芝居をしていると、さくらから研ぎ澄まされた目線をもらうことがあって。お芝居って生ものなんだなとさくらと共演して改めて感じましたね」と伝えた。
SEKAI NO OWARIが手がけた主題歌について高橋は「学生時代からSEKAI NO OWARIさんの楽曲を聴いていたので、本作のために主題歌を書き下ろしてくださると聞いたときは、一ファンとしても、出演者としても楽しみにしていました」と述懐。また彼は「言葉の強さがメロディに乗っていると言いますか。映画を大きく育ててくれる楽曲だと心から思いましたし、感謝しかないです」とコメント。西野は「私もずっと口ずさんでいます。頭に残るメロディと、Fukaseさんの優しい歌声が素敵です」と述べる。
イベントでは、高橋と西野がさくらとの絆を確かめるゲームコーナーが実施された。西野が「伏せ、ごろーん」と声をかけると、さくらは連続して芸を成功させる。続いて高橋が合図を出すと、さくらは「ワンワンワン!」と吠え、息ぴったりの様子を披露した。その後、西野とさくらが3月12日に誕生日を迎える高橋にプレゼントを渡すサプライズ演出が行われる。大喜びの高橋は24歳の抱負として「自分らしく初志貫徹でがんばっていきたいです」と口にし、満面の笑みを見せた。またフォトセッションでは、会場に駆けつけた57匹の犬とその飼い主たちが集結。高橋と西野は集まった犬と笑顔で交流しながら、写真撮影に応じていた。
瀬々敬久が監督を務めた「少年と犬」は、3月20日より全国ロードショー。
映画「少年と犬」予告編
高橋文哉の映画作品
リンク
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「少年と犬」高橋文哉&西野七瀬、集結した57匹のわんことモフモフ写真撮影(写真15枚) https://t.co/vLrxiar83x