小林豊規の遺作「静かに燃えて」再上映、犬童一心が司会のトークショーも

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小林豊規の長編デビュー作にして遺作の「静かに燃えて」が、3月1日から東京の池袋シネマ・ロサにて1週間限定で再上映される。

「静かに燃えて」再上映の告知チラシ

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小林は中学生で初めて8mmフィルムで映画を監督し、大学時代に撮った「マルボロの香り」が富士8ミリコンテストで学生優秀賞を受賞。「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心が監督を務めた「赤すいか黄すいか」などの撮影を手がけ、CMディレクターとして手腕を発揮し続けてきた。64歳で発表した初長編「静かに燃えて」は2023年10月に公開されたが、小林は公開から1月半後に死去した。

「静かに燃えて」場面写真

「静かに燃えて」場面写真[拡大]

「静かに燃えて」場面写真

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本作はテラスハウスに住む2組の住人たちの“告白できない思い”が不思議に交差していくラブストーリー。カルチャースクールで油絵の講師として働いていた容子は、下宿先であったテラスハウスの大家が亡くなったことをきっかけにその孫・由佳里と同居することになる。容子は由佳里に特別な感情を抱くが、平穏な生活を維持するため女友達を演じ続けた。そんな中、容子の大学生時代の男友達・佐野が訪ねてくると、由佳里は佐野に惹かれるようになる。一方、同じテラスハウスに引っ越してきた大学生の姉弟・柊子と悠輝は、長い間両親が物置代わりにしていた室内の整理に追われていた。そして柊子は、隣に住む女性に悠輝がストーカーまがいの行為をしていることを知る。

とみやまあゆみが容子、笛木陽子が由佳里、原田里佳子が柊子、蒔苗勇亮が悠輝を演じたほか、金剛地武志、田口夏帆、真山亜子も出演した。

今回は、小林が14歳の時に自主制作した8mm映画「山小屋生活」を同時上映。また上映期間中には、犬童を司会として、出演者を招いたトークショーも開催される。

映画「静かに燃えて」予告編

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おおとも ひさし @tekuriha

小林豊規の遺作「静かに燃えて」再上映、犬童一心が司会のトークショーも -
"とみやまあゆみが容子、笛木陽子が由佳里、原田里佳子が柊子、蒔苗勇亮が悠輝を演じたほか、金剛地武志、田口夏帆、真山亜子も出演した。 https://t.co/tYl6lU1H9d

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