LiSAや西野カナらのミュージックビデオを手がけてきた
2024年に「チャロの囀り」で長編監督デビューを果たした末吉。本作では、雄大な自然の中へと車を走らせる康太と、ウェディングドレスを着た女・ゆきを主人公に据えた“後悔”のストーリーが繰り広げられる。康太を「帰ってこなかった男」の公開も控える
末吉は「『後悔』はネガティブな感情に捉えられがちですが、そんな感情を抱えるからこその人間の深みが美しいと思っています」と述べ、「決して後ろ向きにならずに、泥臭くても前を向いていく強さを感じ取っていただけたら」と本作に込めた思いを語る。阿久津、卯ノ原、米村のコメントは下部に掲載した。
本作は、末吉が代表を務めるSprocket Holes Japanの配給第1作となる。
末吉ノブ コメント
前作の「チャロの囀り」で完全に個人でのインディーズ制作ながら、ユーロスペースという歴史ある映画館で劇場公開デビューさせていただきましたが、僕の長編二作目である「More/モア」が再び、ユーロスペースでの劇場公開決定となりました。
僕自身とても大切にしている「人と人の関わり合い」を軸に、今回は「後悔」をテーマに描きました。
「後悔」はネガティブな感情に捉えられがちですが、そんな感情を抱えるからこその人間の深みが美しいと思っています。本作の主人公もまた、後悔を背負いながら生きていくんですが、決して後ろ向きにならずに、泥臭くても前を向いていく強さを感じ取っていただけたらと思います。
阿久津京介 コメント
思えば、たくさんの過ちを犯してきました。
謝りたい人がいます。もう会えなくなってしまった人がいます。
「あのときああしていれば。」「あんなこと言わなければ。」
振り返っても辛いことばかりだから、おろかなぼくは、前を向くしかありませんでした。
この物語は、そんな極めて前向きな応援歌です。
卯ノ原圭吾 コメント
僕は、自分が主役の「人生」という名のRPGを生きていました。
そんな気がしていました。
でも、それぞれの人に物語があって、
愛すべき人がいたり、嫌いなものがあったり、泣いたり笑ったり。
これはその中の、とある人間の「後悔」の物語です。
後悔した時点には決して戻れないけれど、
手遅れなんてことはない。
誰しもが持つ「後悔の物語」
全ての人の「今」に刺さる作品になっていると思います。
米村真理 コメント
あの時ああしていたら、未来は変わっただろうか。
誰もが思ったことがある
これから幾度となく思うかもしれない
そんな後悔を嘆くのではなく、
じゃあ今できることは?
と思わせてくれる映画です
あなたの今を全力で生きてほしいです
もっと生きたくなっちゃうくらいに。
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