劇場先行版「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)-Beginning-」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日2月2日に東京・TOHOシネマズ 新宿で行われ、声のキャストである
スタジオカラーとサンライズが初タッグを組んだ同作は、日本テレビ系列にて放送予定の新たなガンダムシリーズ「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」の一部話数を再構築した劇場先行版。スペースコロニーで平穏に暮らしていた女子高校生アマテ・ユズリハが、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで非合法なモビルスーツ決闘競技“クランバトル”の日々に身を投じていく様子が描かれる。マチュことアマテに黒沢ともよ、ニャアンに石川由依が声を当て、土屋はアマテたちが出会うパイロットの少年シュウジ・イトウ役で出演した。
土屋は「完成した本編を観たときのショックからまだ立ち直れていない」という。彼は、本作の観客動員数が100万人を突破したことについて「100万人……想像がつかないです。たくさんの方が観てくれたこの現象によって、(作品が)飛び立っていったなと感じています」としみじみ話す。鶴巻は「ここまでヒットするとは思っていなかったので本当にうれしいです。ファンアートがXとかpixivで盛り上がっているのもうれしい」と笑顔を見せた。
制作にあたって大切にしたことを問われた榎戸は「最初に『機動戦士ガンダム』が放送されたとき、僕はアムロと同じ15歳だったんです。それ以来ずっと付き合ってきているので、大事なもの……『ガンダム』は常に僕の中にあったという感じです」と語る。
鶴巻と榎戸は、脚本を執筆する際、さまざまな意見を交換してきたそう。戦闘シーンに関して、榎戸は「監督からは『ビームライフルの撃ち合いだけのシーンだと、すぐに勝負が決まっちゃうし、面白くないからやめてと言われていた。別の武器を使ってできた本編を観ると、さすが鶴巻監督、ロボット戦闘シーンのプロ中のプロだなと思いました」と称賛する。また榎戸は「ガンダムって人を本気にさせるんですよ。本編にはそんなシーンはないんですが、夜中に監督と“リック・ドムとジムのどっちが強いか”という議論になったとき、喧嘩みたいになった。お互いに譲らないまま1時間ぐらい経っていた」とエピソードを披露。鶴巻は「ガンダムへのこだわりポイントはそれぞれ違うので、スタッフと話していても発見がありましたね。観る人もそれぞれに譲れないポイントがあると思うと少し怖くなったりもしました」と振り返った。
さらに鶴巻は「アニメ映えも、おもちゃ(ガンプラ)映えも意識した」とGQuuuuuuXのメカニカルデザインに言及する。「僕は今までアニメをやってきて、おもちゃメーカーとのやり取りなど外側からの影響で作品が変わってしまう、という状況に遭遇したことがない。おもちゃのためにアニメを作ってみたいという憧れもあったので、メカニカルデザインの山下いくとさんにもそのことを伝えました」と述懐した。
最後に鶴巻は「テレビアニメになると、このままの展開やつながりにはならないので、映画でしか観られないシーンを目に焼き付けておいてください」とアピールし、イベントの幕を引いた。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)-Beginning-」は全国で公開中。
正岡子規(Masaoka Shiki) @sunny_005
「エヴァから解放されて、『ふしぎの海のナディア』とかをやってた頃のオタク感全開だった庵野が戻ってきている」 / 鶴巻和哉「GQuuuuuuX」はガンプラ映えも意識、榎戸洋司は戦闘シーンの制作秘話明かす - 映画ナタリー
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