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「映画ドラえもん」シリーズ45周年を飾る本作では、絵に描かれた壮大な中世ヨーロッパの世界を舞台に、ドラえもんとのび太たちが、幻の宝石をめぐって強大な敵に立ち向かうさまが描かれる。水田がドラえもん、かかずがしずか、木村がジャイアン、関がスネ夫役を務め、鈴鹿が謎多き美術商人・パル、藤本がアートリア公国の王妃に声を当てた。
寺本は「絵を題材にしている映画なので、絵に関する描写は細かくこだわって作りました。キャラクターの感情表現も丁寧に描いています」とにっこり。水田は「監督はとってもチャーミングでかわいい方。でもその中にマグマのようなすごいものが燃えているんだと思いました。作品の中にかわいさと壮大さ、激しさが絶妙なバランスで詰まっている。観終わったあとに、震えて立てなかったぐらいです」と力説し、かかずは「監督やスタッフの皆さんは作品のためにイタリアロケに行かれたそうで、たくさんの本物が詰まっています。観ていて圧巻でした!」と伝える。木村は「劇場版ジャイアン、かっこいいジャイアンがなんと始まってすぐ出てきます! ほぼクライマックスです!」と期待を煽り、関は「(映画の中で)スネ夫はズルいこといっぱいしてます。それによってのび太たちのかっこよさが際立つ。スネ夫あってこそです!(笑)」と胸を張った。
幼少期から「ドラえもん」の大ファンだという鈴鹿。「アクションはハラハラドキドキで、台本をすでに読んでいるのに、大丈夫かな?と思いながら観ていました」と話し、「6歳のとき映画館で初めて泣いた作品が『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』だったんです。心が動くという体験を『ドラえもん』にもらってきました」と思い入れたっぷりに口にする。これを横で聞いていた水田は「すごいうれしいです! 私たちにとって初めての映画なんです」と感激した様子を見せた。また藤本は「母親として考えさせられる部分がある作品で、もう1回自分や子供を見つめ直そうと思いました」と述べ、「王妃を演じたんですが、泣いたり、驚いたり、食べたり、いろいろ難しくて。声優さんって本当にすごいなと思いました!」と力に言葉を込めた。
自身を「ドラえもん」のキャラクターに例えるなら誰か?という質問が飛ぶと、鈴鹿は「お風呂が大好きなので、しずかちゃんです。いざというとき頼れるしずかちゃんがかっこいいので、僕もそうありたいと思います」と回答。藤本は「ジャイアンです!(笑)」と即答し、「『俺のものは俺のもの』『お前のものも俺のもの』というように、夫婦関係はジャイアン形式。でも、いざとなったらがんばるジャイアンです。本当はしずかちゃんと言いたいんですけど……」と苦笑し、会場を笑わせた。
イベント中にはレギュラーキャスト陣が自身にとって「『ドラえもん』とは?」というテーマでトークを展開。水田は「不思議なパワーをくれる存在です。頭が痛かったりしても、ドラちゃんと会うと体調がよくなるんです!」と笑みをこぼし、かかずは「心の支えです」と述懐。木村は「14歳のときからジャイアンをやらせていただいていて、人生の半分以上一緒にいる。ジャイアンがいるから正しく生きていけます。いない状態が想像つかないです」と伝え、関は「自分で言うものじゃないと思うんですが、声優としての代表作、世の中に認めてもらえた作品だと思っています。マンションのローンを組むときもスネ夫くんの名前を出して組むことができました(笑)」と明かす。
最後に水田は「コロナ禍を経て、毎年映画が上映されることは普通のことだと思ってはいけないと改めて思いました。観てくれる皆さんがいるから届けられる。感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶し、イベントの幕を引いた。
「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」は、3月7日より全国ロードショー。
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6歳の鈴鹿央士「ドラえもん」で初めて劇場で泣く、藤本美貴「夫婦関係はジャイアン形式」 (ナタリー) https://t.co/1JJvvWmxkR #藤本美貴