「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」から3年後を舞台とする「イノセンス」では、バトーを中心とする物語が展開。少女型のロボットが所有者を惨殺したという事件の謎を追うさまが描かれていく。同作は第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。今回が、企画上映等を除いた20年ぶりのロードショー公開となる。
「
「
押井守 コメント
今回「イノセンス」の4Kリマスター版を公開するにあたって、20年ぶり…もしかするとスクリーンで初めて、通して観たかもしれません。とても綺麗で美しく仕上がっていて良かったです。
当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました。それで当時のことを思い出しましたが、当時は病んでたなと(笑)。「イノセンス」が完成した後、2ヶ月くらい寝込んで立てなかったんですが、この作品にはその病んでるエネルギーが入っていました。美しいものを作るためには、何かを乗り越えないといけない。改めて観て、この作品から情念というのか退廃的な魅力を感じました。
皆さんにもぜひ劇場でご覧いただきたいです。
関連する特集・インタビュー
シネフィルDVD @cinefilDVD
『天使のたまご』4Kもあるし、押井監督イヤーですね。
押井守「イノセンス」4Kリマスター版が劇場初上映、「GHOST IN THE SHELL」と同時公開(コメントあり) https://t.co/kT6oBNw4Bd