「ドリーミン・ワイルド」監督が明かす、ケイシー・アフレックの起用理由

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兄弟デュオ、ドニー&ジョー・エマーソンの実話をもとにした映画「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」より、監督を務めたビル・ポーラッドのインタビューコメントとメッセージ動画が到着した。

ビル・ポーラッド

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「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」本ビジュアル

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ケイシー・アフレックがドニー役で主演を務めた本作。1979年、10代だったドニーは兄のジョーとデュオを結成し、父のドンが自作したスタジオで1枚のアルバム「Dreamin' Wild」をレコーディングした。当時は世間から見向きもされなかったが、約30年後に“埋もれた傑作”として人気を博すことになる。ドン役でボー・ブリッジスも出演した。

「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」場面写真

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「グリーンブック」のプロデューサーであるジム・バークから「監督をやるべきだ」と企画を託されたというポーラッド。実際にエマーソン兄弟たちに会った彼は「音楽に惚れ込んだのはもちろんですが、エマーソン一家が凄く素敵で一気に関心が生まれました」と映画化の決め手を語る。続けて「私はエマーソン一家の“ありのまま”を描く責任を感じていました。彼らのリアルな素質をそのまま捉えたいと考えたときに、ケイシー・アフレックという役者はドニー・エマーソン役にぴったりだと思いました。彼なら内なる葛藤というものをセリフにせずとも目に見える形で表現できると思っていたので」とキャスティング理由にも言及した。

「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」場面写真

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アフレックとドニーの関係について、ポーラッドは「ケイシーはドニーをリスペクトしていたし、ドニーの個性や資質を演じるうえで重要な部分は、一緒にいるときに吸収しようとしているような印象を受けました」と述懐。当初ドニーをシリアスに演じすぎていたというアフレックに関しては、「葛藤だけでなく、楽しい気持ちや愉快な部分を取り入れていくことも重要だったので、現場でケイシーにドニー本人の笑い声を聞かせる場面もありました」と演出方法を明かす。また手がける映画に共通するテーマがあるのか、という問いに対しては「“アイデンティティ”や“自分は誰なのか”というテーマは共通しています。監督だけでなく、違うキャパシティで関わってきた作品でも、そのテーマが含まれています」と答えた。

「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」は1月31日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。ズーイー・デシャネル、ノア・ジュプ、ウォルトン・ゴギンズもキャストに名を連ねた。

映画作品情報

映画「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」監督ビル・ポーラッドのコメント動画

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佐田貞子 @SADASADAKOdesu

"彼なら内なる葛藤というものをセリフにせずとも目に見える形で表現できると思っていた"

監督…!わかります…! https://t.co/Dc4EUuNyaw

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