米ニューヨークを舞台とする本作では、がんを患い安楽死を望む女性マーサが、かつての親友イングリッドと再会し、最期を迎えるまでの数日間が描かれる。アルモドバルにとって初の英語作品となり、
マーサとイングリッドは、かつて同じ男性と付き合っていたという共通点を持ち、2人の“元カレ”であるダミアン役に「バートン・フィンク」「THE BATMAN-ザ・バットマン-」のタートゥーロが起用されている。環境学者であるダミアンは気候変動による地球の破滅に警鐘を鳴らしている人物で、正反対の性格を持つマーサとイングリッドが惹かれたほどに、誰からも好かれるようなキャラクターだ。
タートゥーロはアルモドバルと30年来の友人であるそうで、「彼(アルモドバル)はいつも母国で映画を作るから、脚本を読ませてもらっても出番がなかったのだけれど、私は常に彼と仕事をしたいと思っていました」と回想。事前にアルモドバルからは「主役ではないよ」と前置きされたというが、「ジュリアンとは昔一緒に仕事をしたことがあったし、ティルダの大ファンでもあったので自分の役の大きさなど気にもしませんでした」と振り返る。一方でアルモドバルは、タートゥーロの演技を称賛し「出番はそこまで多くはないのですが、私は彼に重要なセリフを託しました。それはアメリカという国についてでもあるし、地球全体に関するメッセージでもあります」と語った。
「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」は、1月31日に全国で公開される。
すいせい @We_Care_Ren
@eiga_natalie タートゥーロさん、凄いですね!
どんな秘話が聞けるのか、楽しみ!