「いのちがいちばん輝く日」「四万十~いのちの仕舞い~」などで知られる
アスツナグエイゾウが製作・配給を担う本作は、滋賀・近江八幡市にあるヴォーリズ記念病院のホスピス病棟を中心に、余命宣告を受けた人々の願いとその願いを叶えようとする医療者の交流を見つめる作品。病の中に在っても感じることができる喜びを、近江八幡の季節の移ろいと伝統行事を織り交ぜながら映し出す。杉浦圭子が語りを担当し、ザビエル大村が音楽監督を務めた。
溝渕は「どんな状況下に在っても人々には希望があります。しかし、その希望は『叶えたい』という強い願いがなければ叶いません」と述べ、「『人生の最期は自宅で過ごしたい』という希望を強く願うことで、その『願い』を『叶えてあげたい』と思う人が現れると考えるのです。その『願い』が叶ったとき、そこは『願う人』『祈る人』そして『叶える人』たちの『喜びの空間』になると私は考えているのです」と語っている。現在YouTubeでは予告編が公開中。著名人の推薦コメントは下記の通り。
なお1月11日、18日、19日にはTOHOシネマズ 日本橋で本作の舞台挨拶が開催される。溝渕のほかゲストが登壇予定だ。詳細は劇場公式サイトで確認してほしい。
映画「近江ミッション 願いと 祈りと 喜びと」予告編
溝渕雅幸 コメント
どんな状況下に在っても人々には希望があります。
しかし、その希望は「叶えたい」という強い願いがなければ叶いません。
例えば「人生の最期は自宅で過ごしたい」という希望を強く願うことで、
その「願い」を「かなえてあげたい」と思う人が生まれると考えるのです。
その「願い」がかなったとき、そこは「願う人」「祈る人」そして「かなえる人」の「喜びの空間」になると私は考えているのです。
柏木哲夫(ホスピス財団理事長 / 淀川キリスト教病院名誉ホスピス長)コメント
琵琶湖を望む近江の地、美しい自然と郷土行事を背景に、
そこに暮らす人々の医療を支えるホスピス医と患者・家族の心温まる交わり。
それは、誰もが迎えるいのちの終わりに最期まで寄り添うという、
ホスピスケアの実践であり、観る者に希望を与えるメッセージになるであろう。
高橋都(医師 / NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事)コメント
空の色、水の音、菜の花、鶯の声、桜の花、笹飾りの短冊。
近江八幡の祈りの行事とともに季節はめぐり、
その空の下で、この地に住む人たちの時が刻まれる。
ストーリーがあるわけではない。主人公がいるわけではない。
遠からず永遠の別れがくることをみんなが知りながら、
思わず笑ってしまうやりとりや、感謝の言葉や、
そして万感の思いと惜別がそこにある。
人生さいごのときに、この映像が残ることの意味はとても深い。
佐々木慈瞳(僧侶 / 公認心理士)コメント
真昼の眩しい太陽とは違って夕焼けは
日が落ちてからも空を照らし染め上げる。
見えない場所からの光は繊細で刻々と変化し、
それは夜明け前の輝きにも似ている。
人生の夕映えを切り取ったようなこの映画に、
あらためて今ここにあるすべてのいのちの夜明けに気づかされた。
願いと祈りと喜びが素直に湧き上がってきた。
映画ナタリー @eiga_natalie
余命宣告を受けた人々の願いとそれを叶えようとする医療者映すドキュメンタリー公開(予告あり)
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