映画「
2898年の荒廃した未来、独裁者が君臨する地上最後の都市カーシーを舞台とする本作。劇中では奴隷のスマティが救世主“カルキ”を身ごもったことで、レジスタンスの戦いが一匹狼の賞金稼ぎや不死身の戦士も参戦する壮絶な争いへと発展していくさまが描かれる。「バーフバリ」シリーズで知られる
大歓声に迎えられ、登場したナーグ・アシュウィン。本日一緒に登壇予定だったが、けがのため来日中止となったプラバースに触れ「特別で愛しているこの作品と一緒に日本に行けるということをすごくご本人は楽しみにしていたんです。でもけがで難しくなってしまって。実は10日間ぐらいの滞在を計画していたので、本当にがっかりしていました。『観客に愛を伝えてくださいね』『近々日本のファンとお会いしたいです』とおっしゃっていました」と伝える。
そんなプラバースへのオファーを振り返り、ナーグ・アシュウィンは「野心的なオファーだということは私たちもわかっていました。受けていただけるかわからなかったですが、幸運にもやりたいと言ってくれた。彼がどのくらい撮影を楽しんでいるか、そしていかに素晴らしい役者かどうか、映画を通して感じていただけると思います」と自信を見せた。また特殊なアクションが登場する本作に出演するにあたり、プラバースはどんな事前準備をしていたのか?という質問が飛ぶと「トレーニングというより、素晴らしいなと思ったのはアクションシークエンスに対してとてもワクワクしていることです。アクションを新しくて楽しいものにするためにいろいろなアイデアを出してくれました。あれだけアクション映画を作っているので知識も豊富なんです」とたたえる。
「すべてのシーンが大変だった」と振り返るナーグ・アシュウィン。「砂漠でのアクションシーンは順番通りに撮影したわけではなく、ばらばらに少しずつ撮っていたんです、だから“永遠に終わらないショット”と呼ばれていました」と明かし、「でもプラバースさんのファンならご存じだと思いますが、我々製作陣が現場で食べ物の心配をする必要はなかったんです。なぜならプラバースさんがスタッフ、キャスト、みんなの分をすべてケアしてくれるからです。ただ、おいしいごちそうを食べるので、お昼休みに眠くなっちゃうという問題はありましたね(笑)」と口にし、観客を笑わせた。
イベント終盤には、プラバースのビデオメッセージが到着し、観客を沸かせる。プラバースは「撮影中の捻挫のため行けなくなりました。今はよくなっています」とファンを安心させ、「すぐにお会いできることを約束します。本作の公開を皆さんと楽しみたいです」と呼びかけた。
最後にナーグ・アシュウィンは「皆さんと時間を共有できてうれしいです。私の顔が客席のあちこちに見えて、こういう形で愛を伝えていただくのは初めて。テルグ語でメッセージを書いてくれたり、とてもうれしいです」とファンが手作りしたボードをにこにこしながら見上げ、「皆さんには心を込めて作ったこの映画を楽しんでいただけると確信しています。感想を知りたいので、XやInstagramを見ます。大好きです!」と語りかけ、イベントの幕を引いた。
なおイベント中には、「成亜久亜朱印(ナーグ・アシュウィン)」「風羅芭亜寿(プラバース)」とデザインされた法被が2人に贈られる場面も。ナーグ・アシュウィンは「(プラバースに)来日してもらって、これを着てもらいましょう!」と期待を煽った。
「カルキ 2898-AD」は1月3日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
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【ジャパンプレミアレポート】「カルキ 2898-AD」監督が来日、プラバースとの撮影は食事の心配無用だが眠くなる
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