映画「
本作は画家になることを夢見る22歳・西田江里さんの12年間を追ったドキュメンタリーだ。母・良枝さんと自宅で暮らす江里さんは重い障害を持ち、24時間365日の介助が必要。ケアスタッフに支えられながら毎日を送る中で、単にケアをする、されるといった立場を越え、仲間とともに生きる関係性を育む様子がつづられていく。「妻はフィリピーナ」「もっこす元気な愛」の
YouTubeで公開された映像には、江里さんや彼女を支える人々の喜びや葛藤が映し出され、「生きることは大変だね」と江里さんの手を握りしめる良枝さんの姿も収められた。
俳優のほか、障害のある人や生きづらさを抱えた人の表現活動を支援する団体・Get in touchの代表としての顔も持つ東は「えりさんの呼吸する意欲、それを受けとる家族の、支援員チームの、医療従事者の意欲、そして、カメラを向け制作するスタッフの意欲が融合する作品。プールでの江里さんと皆んなが人魚のようだった」と語る。そして介護福祉士の資格も持つ安藤は「人は誰かに支えてもらってばかりというわけではなく、必ず誰かを支えている。それが目に見えないものだったとしても感じる事ができ、互いに必要とする、シンプルで1番大切な繋がりだという事を思い出させてくれました」とつづった。元宮城県知事・元慶應義塾大学教授の浅野史郎からのコメントも以下に掲載している。
「江里はみんなと生きていく」は東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次ロードショー。
映画「江里はみんなと生きていく」予告編
東ちづる(俳優 / Get in touch代表)コメント
親亡き後を親ある時に「江里は江里。自分は自分」と覚悟しながら、皆んなと命を紡いでいる。えりさんの呼吸する意欲、それを受けとる家族の、支援員チームの、医療従事者の意欲、そして、カメラを向け制作するスタッフの意欲が融合する作品。プールでの江里さんと皆んなが人魚のようだった。
安藤なつ(芸人)コメント
人は誰かに支えてもらってばかりというわけではなく、必ず誰かを支えている。
それが目に見えないものだったとしても感じる事ができ、互いに必要とする、シンプルで1番大切な繋がりだという事を思い出させてくれました。
浅野史郎(元宮城県知事 / 元慶應義塾大学教授)コメント
障害が重く、医療的ケアも欠かせない江里さんが普通学級で学び、地域で一人暮らしをする。それぞれの場面でクラスメイトが、専門のヘルパーさんが江里さんに深く関わる。江里さんはみんなに囲まれ、みんなと生きていく。映画を観て得られるのは感動ではなく共感である。いいないいな、こういう地域って素敵だな。
ポレポレ東中野 @Pole2_theater
寺田靖範の監督作「江里はみんなと生きていく」予告解禁、東ちづる・安藤なつらコメント https://t.co/QoRurDrAPF