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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に登場した大隊長フュリオサの若き日々を描いた本作。ならず者のバイカー軍団を率いる暴君ディメンタス将軍によって、幼い頃に“緑の地”からさらわれたフュリオサの怒りに満ちた15年間がつづられる。フュリオサ役でアニャ・テイラー=ジョイ、ディメンタス役でクリス・ヘムズワースが出演した。
Mattは映画のプロモーション限定で自身の芸名を「Matt Max(マットマックス)」に改め、2人の白塗りメイクも監修。顔にそれぞれラインストーンをちりばめるアイデアで、長谷川は遠目では傷跡に見えるようハート型の赤いラインストーンが施された。ティアラ風にきらきら光るラインストーンを頭部に付けた小峠は「ラインストーンちりばめたウォーボーイズなんて出てないだろ」と冷静にツッコむが、Mattは「全員同じメイクなので、ちょっと個性を出したほうがいいかなって」と、その狙いを語る。
フランス現地時間5月15日に第77回カンヌ国際映画祭での世界初披露を控えている本作。Mattは「実はカンヌの上映に行こうと思ってたんですよ。でも仕事で行けなくなっちゃって。残念と思っていたら、このお仕事をいただいてうれしかった」と明かす。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では強さと美しさを兼ね備えたフュリオサに魅了されたそうで、すでに鑑賞済みの最新作については「アニャちゃんが目でお芝居してる。彼女の悔しさ、悲しさが目から伝わってくる。お芝居の力って本当にすごい」と感嘆していた。
長谷川が「とにかく、はじめっからクライマックス。手に汗握るスピード感であっという間に終わったのがよかったですね」としみじみ話すと、小峠はすかさず「(感想が)薄いな」と吐き捨てる。フュリオサの復讐劇である本作のストーリーについて長谷川が「復讐って世の中で一番恐ろしいと知りました。(フュリオサと)喧嘩したら負けますね。勝てるとしたら、髪の毛の少なさ」とコメントすると、またも小峠は「髪の毛の少なさは勝ってる? それは負けてたんだよ」と反発し、会場の笑いを誘った。
続いて小峠は「バイクや車が好きなので、その目線でも見てしまう。映画は2時間半、単車のエンジン音がずっと鳴ってる。こんな映画はほかにない。排気音、マフラー音がたまらない」と、注目ポイントを解説。前作がわずか3日間の出来事を描いた一方、今回はフュリオサの15年間に及ぶ物語であり、「徐々に成長していく過程が面白い。最初はかわいらしい女の子。後半は復讐に取り憑かれていると言うか、そのことしか考えてない。鬼気迫る感じですごかった」と魅力を語った。
ジョージ・ミラーが監督を務めた「マッドマックス:フュリオサ」は5月31日から日本語吹替版も同時公開。フュリオサにファイルーズあい、ディメンタスに三宅健太が声を当てるほか、小林ゆう、津田健次郎、大塚明夫、玄田哲章、千葉繁が参加した。Matt、長谷川、小峠はウォーボーイズの一言吹替を務めている。
すうじい @susie113
「マッドマックス:フュリオサ」の魅力は?Matt「目の芝居」、バイきんぐ小峠「排気音」(写真18枚) https://t.co/rPFNwkQAI5