ホン・サンスが贈る小さなアパートの物語、クォン・ヘヒョ主演「WALK UP」公開

ホン・サンスの監督作「WALK UP」が6月28日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、Strangerほか全国で順次公開されることが明らかに。あわせて日本版ポスタービジュアルが到着した。

モノクロ映像でつづられる本作は、都会の一角に佇む小さなアパートを舞台にした人間ドラマ。映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘ジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっていた。3人は和やかに語り合うが、仕事の連絡が入りビョンスはその場を離れる。ビョンスが戻ると、そこには娘のジョンスの姿がない。いつしか物語は4つの章へと分かれ、ビョンスと彼を取り巻く女性たちの人間模様は予測不能な方向へとねじれていく。

ホン・サンス作品では「それから」以来の単独主演となるクォン・ヘヒョのほか、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ、チョ・ユニ、パク・ミソ、シン・ソクホが出演。日本版ポスタービジュアルは、ブライアン・ ホンが手がけたアメリカ版のポスタービジュアルのデザインが踏襲されている。