望月歩が彼女の浮気で“恋の痛み”を知るドラマ3月放送　相手役に小川未祐、河村花

望月歩が主演を務めるドラマ「痛ぶる恋の、ようなもの」が3月7日よりテレビ東京系で放送されることがわかった。

テレビ東京のドラマ初主演を果たす望月が演じるのは、芸術大学で映像制作を学ぶ主人公・根津晴。ある日、初めての監督作品の制作に悩む晴の様子を見に来た同期のカメラマン・吉川のスマホに投稿アプリの通知が届く。後輩である臼井都の投稿に写っていたのは、晴の彼女である久我ユリが浮気をしている現場だった。

浮気性で多くの男性と関係を持つユリを「よこがお」「海辺の金魚」に出演した小川未祐が演じ、晴のことが気になる都にドラマ「女神の教室～リーガル青春白書～」の河村花が扮する。そして晴と同じ映像学科の同期である赤澤勇貴役に杉田雷麟、吉川役に櫻井健人、制作部の金森恭子役に藤井千帆が選ばれ、助監督の横山英志役で河原楓、ユリが通うコンビニの店員・山内琢磨役で佐久間祥朗も参加している。

若さゆえの青さや葛藤が映し出され、“ダメだと理解している一方で、心が離れない恋愛“が描かれる本作。望月は「恋愛に付いてくる『痛み』がベースになっている作品で、久我ユリとの時間の中に色んな痛みを感じながら話が進んでいきます。先輩、後輩、友達との関係性の中で生まれるカオスを楽しんで頂けたら嬉しいです」と、小川は「放漫で周りを振り回し続ける久我ユリと手を繋いで、この世界のなかを思いっきり駆け回ってみようと思います」とコメント。河村は「大学生の複雑に絡まった心と真っ直ぐにねじれた愛の形を是非見てほしいです」と呼びかける。監督の山元環と、プロデュースを担当する漆間宏一のコメントは以下に掲載した。

YouTubeでは特報映像が公開され、スリーピースロックバンドが書き下ろした主題歌も確認できる。ドラマの世界観の原案になっているという楽曲の全貌とアーティストは後日発表される予定だ。

「痛ぶる恋の、ようなもの」は毎週木曜24時30分からオンエア。脚本は山元と「ポケットに冒険をつめこんで」の灯敦生が執筆する。

ドラマ「痛ぶる恋の、ようなもの」特報

木ドラ24「痛ぶる恋の、ようなもの」

テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 2024年3月7日（木）スタート 毎週木曜 24:30～25:00
※U-NEXTで独占見放題配信
※ネットもテレ東、TVerで見逃し配信あり

望月歩 コメント

根津晴を演じます、望月歩です。
この作品は恋愛に付いてくる「痛み」がベースになっている作品で、久我ユリとの時間の中に色んな痛みを感じながら話が進んでいきます。先輩、後輩、友達との関係性の中で生まれるカオスを楽しんで頂けたら嬉しいです。
限られた話数の中でも作品の多面性を表現できるように、根津晴の感情を素直に演じたいなと思っています。お楽しみに！

小川未祐 コメント

監督の山元環さんや主演の望月歩さんをはじめ、駆け出しの頃からお世話になっている方々と共にこの作品に取り組めることにご縁を感じています。スタッフ・キャストの皆さんと共に、放漫で周りを振り回し続ける久我ユリと手を繋いで、この世界のなかを思いっきり駆け回ってみようと思います。今まで演じたことのない役柄なので、新たな一面をお見せできたらいいなと思っております。どうぞお楽しみに！

河村花 コメント

登場人物達の苦しむ姿が、見ていて辛い。どうか嘘であってくれと思う一方で、そこにはリアリティしかなくて、気づいたらワクワク読み進めている自分がいました。大学生の複雑に絡まった心と真っ直ぐにねじれた愛の形を是非見てほしいです。
私は臼井都を演じさせていただきます。臼井都の主人公・根津晴を想う気持ちは本物で、一途に想い続ける姿に惹かれました。この作品で臼井都を演じられる事がとても嬉しいです。
これから始まる撮影で、不器用で狂った愛おしい登場人物達に会えるかと思うとドキドキします。

山元環 コメント

「なんでこの人こんなこと言うんだろう？」「なんでそんなことしたの？」
男女の関係は当の本人達も理解し合えないことが多いと思います。好き、付き合う、といういわば口約束みたいなあやふやな線で繋がっている関係。感情が激しく揺れ動くその世界には多かれ少なかれ、必ず痛みが存在しています。今回のドラマはその痛みを込めてオリジナル脚本を執筆しました。大学生同士の“恋愛後遺傷”ドラマでございます。ハッキリとしない、白と黒が混ざり合ってグレーになっている何だか分からない感情、そんな大人準備期間。
今を生きる大人も若者も、どこかの誰かが今も過ごしている痛い青春をお楽しみください。

漆間宏一（プロデューサー / テレビ東京 配信ビジネス局 配信ビジネスセンター）コメント

2020年のDISH//「猫」のドラマ化から始まった、音楽×ドラマの最新作で、今作は“あるアーティスト”の歌詞の世界観を原案にしたオリジナルドラマです。
企画を進めていく中で、作詞作曲を担当されている方に時間をいただき色々お話しました。浮気され、浮気され、さらに浮気されたことで、記憶に強く残る恋愛後遺症になったという思い出は、遠い作り話のようにも身近に溢れている近い話のようにも思えました。そして話を聞き終わる頃には、かさぶたを剥がすときのような、痛さと心地よさが混在していました。はっきりしない恋愛だからこそ、生っぽくリアルに感じられると思います。アーティストの方が楽曲として昇華したように、痛いけど目を背けられないドラマに挑戦いたしました。ぜひお楽しみください。