「テルマ＆ルイーズ」4Kレストア版とオリジナルネガ版の違いがわかる比較映像

映画「テルマ＆ルイーズ 4K」とオリジナルネガ版との比較映像がYouTubeで公開された。

1991年に日本公開されたリドリー・スコットの監督作「テルマ＆ルイーズ」は、平凡な主婦テルマとウェイトレスのルイーズの冒険と友情を描いたロードムービー。劇中では、ある日、2人が週末のドライブ旅行に出かけるも、テルマが男に襲われてしまう。レイプされそうになった寸前、助けに入ったルイーズが拳銃で男を射殺。警察に指名手配された2人は、逃避行を続けるうちに自分らしく生きることに目覚めていく。ジーナ・デイヴィスがテルマ、スーザン・サランドンがルイーズを演じた。

公開された映像では、スコット監修のもとレストア化された4Kレストア版とオリジナルネガ版の違いを確認できる。なお、プロデューサーのミミ・ポーク・ギトリを通じてカーリー・クーリが手がけた脚本を読んだスコットは、映画化権を獲得したものの、当初は自身で監督する気はなくプロデューサーに徹するつもりだった。しかし、監督候補のボブ・ラフェルソン、ケヴィン・レイノルズ、リチャード・ドナーに次々と断られ、当初テルマ役の候補に挙がっていたミシェル・ファイファーに説得され自ら監督することに決めたという。

またテルマとルイーズ役にはファイファーとジョディ・フォスターがキャスティングされていたが、プロダクションの遅延により交代。ブラッド・ピットが演じたJ.D.役も当初はウィリアム・ボールドウィンが候補となっていたが「バックドラフト」の主演に決まったことによりオーディションを実施することになった。オーディションにはジョージ・クルーニーやロバート・ダウニー・Jr.、マーク・ラファロも参加している。

「テルマ＆ルイーズ 4K」は2月16日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。なお「テルマ＆ルイーズ」は、1992年の第64回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。

映画「テルマ&ルイーズ 4K」オリジナル版と4Kレストア版の違いがわかる比較映像