第47回日本アカデミー賞における正賞15部門の優秀賞および新人俳優賞が授賞式に先駆けて発表され、「
優秀作品賞には「ゴジラ-1.0」とともに「
第47回日本アカデミー賞授賞式は3月8日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催。司会はアナウンサーの羽鳥慎一と俳優の
日本アカデミー賞は映画芸術、技術、科学の向上発展を目的に1978年にスタート。第47回では、2023年1月1日から12月31日までに公開され選考基準を満たした作品を対象に、日本アカデミー賞協会会員による投票が行われた。
第47回日本アカデミー賞
優秀作品賞
「怪物」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「福田村事件」
「PERFECT DAYS」
優秀アニメーション作品賞
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
「君たちはどう生きるか」
「窓ぎわのトットちゃん」
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」
「BLUE GIANT」
優秀監督賞
是枝裕和「怪物」
山崎貴「ゴジラ-1.0」
優秀脚本賞
佐伯俊道 /
ツバキミチオ「
山浦雅大 / 成田洋一「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
山崎貴「ゴジラ-1.0」
山田洋次 /
優秀主演男優賞
神木隆之介「ゴジラ-1.0」
優秀主演女優賞
安藤サクラ「怪物」
浜辺美波「ゴジラ-1.0」
吉永小百合「こんにちは、母さん」
優秀助演男優賞
大泉洋「こんにちは、母さん」
優秀助演女優賞
安藤サクラ「ゴジラ-1.0」
永野芽郁「こんにちは、母さん」
浜辺美波「
優秀撮影賞
近藤龍人「怪物」
佐光朗「
柴崎幸三「ゴジラ-1.0」
近森眞史「こんにちは、母さん」
浜田毅「首」
優秀照明賞
尾下栄治「怪物」
加瀬弘行「キングダム 運命の炎」
上田なりゆき「ゴジラ-1.0」
土山正人「こんにちは、母さん」
高屋齋「首」
※高屋齋の高は、はしご高が正式表記
優秀音楽賞
千住明「こんにちは、母さん」
優秀美術賞
上條安里「ゴジラ-1.0」
瀬下幸治「首」
西村貴志「こんにちは、母さん」
橋本創「
三ツ松けいこ / 徐賢先「怪物」
※瀬下幸治の瀬は旧字体が正式表記
優秀録音賞
鈴木健太郎「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
高野泰雄「首」
竹内久史「ゴジラ-1.0」
冨田和彦「怪物」
長村翔太「こんにちは、母さん」
優秀編集賞
岩間徳裕「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
是枝裕和「怪物」
杉本博史「こんにちは、母さん」
宮島竜治「ゴジラ-1.0」
優秀外国作品賞
「
「
「
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新人俳優賞
黒川想矢「怪物」
柊木陽太「怪物」
※原則として映画初出演でなくても、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優が対象
協会特別賞
大村弘二(美粧・床山)
空閑由美子(キャスティング)
百束昭幸(ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)
村瀬継蔵(特殊美術造型)
会長功労賞
井川徳道(美術)
上田正治(撮影監督)
酒井賢(美術)
矢部一男(照明)
会長特別賞
坂本龍一 (音楽)
阿部秀司(プロデューサー)
第47回特別賞
シネバザール
東京現像所
授賞式司会者 コメント
羽鳥慎一(第43回授賞式より連続5回目)
司会を務めるのも5回目となりましたが、はじめの3回はコロナ禍で形式を変えての開催でした。昨年は久しぶりにお客さんを入れての開催となり、今回も同様に開催できるということなので、私としては初めて、連続での通常のアカデミー賞授賞式を迎えることとなります。日常が、やっと映画界に戻ってきました。この授賞式を見た方に、「こういう映画が去年あったんだ!」と思っていただき、今年1回でも多く映画館に行こうと思っていただけると嬉しいです。映画愛に溢れた岸井さんなので、映画ファンとしてどんな質問をされるのか楽しみです。岸井さんが自由に楽しく司会できるようにフォローします!
岸井ゆきの(「ケイコ 目を澄ませて」で第46回最優秀主演女優賞受賞)
昨年、最優秀賞をいただいた直後に「来年の司会をお願いします」というお話をしていただき、その時から「今年はたくさん映画館に行って大きなスクリーンで見よう」と、司会をするにあたっての意識をし始めした。授賞式の日にちが近づくにつれて不安な気持ちもありますが、同じ俳優として、俳優さんへ質問できることがすごく楽しみな気持ちです。俳優さんへ聞きたいことがたくさんありすぎて、話し出すと止まらなくなってしまいそうですが、羽鳥さんに頼りつつ、聞きたいことを聞けたら良いなと思います。
第47回日本アカデミー賞授賞式 開催にあたり
令和6年能登半島地震により被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます。また被災地で救助活動や復旧作業に従事されている方々に深く敬意を表します。微力ではありますが日本アカデミー賞協会は今回の授賞式の収益の一部を義援金として寄付させていただきます。
「映画人による、映画人のための、映画の祭典」
1978年に誕生した日本アカデミー賞は47回を数えます。
今年も受賞者、受賞関係者のご協力のもと<映画業界一年の総決算の祭典>として、授賞式を開催いたします。
ここ3年は撮影環境、興行ともに苦境に立たされてきた映画界でしたが2023年の観客動員数が前年を越え、コロナ禍を払拭する勢いを見せてまいりました。映画を作り、映画を届ける、いかなる状況下でも粛々と「映画」という産業を活性化させることに尽力した映画人のたゆまぬ努力とそれを楽しみに劇場に足を運んでくださったお客様の賜物と思っております。
ここに第47回の優秀作品、受賞者が選ばれました。どれも2023年を代表する素晴らしいラインナップです。
授賞式では、まさに日本映画界を牽引した受賞者が集い、喜びを分かち合います。その活気ある姿を応援し続けてくださる全国の映画ファンにお届けし、楽しいひと時を共有できますよう、マスコミの皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。
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