K-POPダンスで南北友好？「宝くじの不時着」兵士たちがBrave Girlsで踊る本編映像

韓国映画「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」より、本編映像の一部がYouTubeで公開された。

本作は韓国軍兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、軍事境界線を越えて北朝鮮兵士のもとに“不時着”したことから、奇妙奇天烈な人間模様が繰り広げられるコメディ。6億円の宝くじを拾った韓国軍人チョヌを「別れる決心」のコ・ギョンピョ、北朝鮮の軍宣伝隊兵士ヨニをパク・セワンが演じたほか、イ・イギョン、ウム・ムンソクらがキャストに名を連ねる。パク・ギュテが監督を務め、字幕監修は松尾スズキが担当した。

解禁されたのは、6億円の当たりくじの最初の拾い主である韓国のチョヌ、第二の拾い主となった北朝鮮の兵士ヨンホを中心とした6人で、くじの所有権を巡る“南北会談”を行ったあとの場面。6億円を山分けすることで話がまとまり緊張から解き放たれた彼らは前祝いに興じていた。そこで北朝鮮側の1人でキム・ミンホ扮するチョルジンは、禁止されている韓国のウェブサイトを自由に閲覧できる権限を持っており、普段から韓国のメディアについて監視していると発言。それを聞いた南の兵士・マンチョルが「韓国のアイドルにも詳しい？」と問いかけるとチョルジンはニヤリと笑い、韓国でヒットしたBrave Girls「Rollin」を流しながらダンスを披露する。イ・スンウォン扮する冷徹な上官であるスンイルはこれを見て「何をやっている！ ヤンキー文化に染まったな？」と怒号を飛ばし、一度は重い空気が流れるが、スンイルは「また音楽を再生しろ」と要求し一緒に踊り始める。

またお笑い芸人・おたけ（ジャングルポケット）からはコメントが到着。「韓国と北朝鮮の軍事境界線ということに詳しくなかった僕としては、もっと重い話なのかなと思って観たんですが、まさかの展開でポップに笑えるコメディ映画でとても楽しかったです。宝くじという題材をこう描くセンスは僕にはなかったなぁ。とっても観やすく誰でも楽しめるサイコッチョーな映画でした!!」と感想を述べた。

「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開中。

映画「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」本編映像