アニメーション映画「窓ぎわのトットちゃん」の完成披露舞台挨拶が、本日11月18日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、原作者の
黒柳の自伝的物語を映画化した本作では、落ち着きがないことを理由にそれまで通っていた学校を退学させられた小学1年生のトットちゃんが、東京の自由が丘に実在した“トモエ学園”でのびのびと成長していくさまが描かれる。
これまで数々の映画化や舞台化のオファーがあったが、読者それぞれの「トットちゃん」を大切にしてほしいという意向で断ってきたという黒柳。しかし「いろいろ考えて、やっぱり映画にしたほうがいいんじゃないかと思ったところに、監督から『アニメでやるのはどうでしょう』とお話がございまして」と初の映画化に至った経緯を明かす。企画から7年、完成を迎えて「いろいろなことが思い出されただけじゃなく、世の中や学校、お友達も当時のように描かれていて……観終わったときは涙が出ました」と感極まった様子を見せる。八鍬は「『トットちゃん』には戦争中でも思いやりの心を忘れずに生きた人々の姿が描かれていて、その姿を映像化して世界に届ければ少しでも明るい未来につながるのではと思って企画しました」と制作の意図を説明した。
オーディションでトットちゃん役を射止めた大野は、自身と役の共通点について「1つはおしゃべりが大好きなところ。もう1つは、いろんなことに興味があるところ。なんにでもチャレンジするし、お友達に『チャレンジしようよ』って声を掛けるところも似てるなって思います」とはつらつと答える。好きなシーンを問われると「どうしてみんな私のことを困った子って言うの?」と尋ねるトットちゃんに、トモエ学園の校長・小林先生が「君は本当はいい子なんだよ」と伝えるセリフを挙げて「すっごく感動するので大好きです」と伝える。これには黒柳もうなずきながら「とてもうれしかった言葉なので、そのシーンがあってよかったです」と賛同した。
舞台挨拶への出席が叶わなかった小林先生役の
さらに本作の主題歌「あのね」を歌う
最後の挨拶では、トットちゃんの担任・大石先生役の滝沢が「この映画を観て、友達作りを今日からまたがんばりたいと思えました。子供の頃だからできたんじゃなくて、大人になってもできるんじゃないか、そんな不思議なパワーをくれます。そして子供さんは学校に行くのが絶対にワクワクすると思います」と呼びかける。黒柳は「伺ったところによると12万枚も描いた画が、この映画になっているそうです。一生懸命描いてくださったんだと思うと本当にうれしい。そういうお気持ちも汲んで観ていただけるとうれしいです」と制作陣の努力をたたえた。
「窓ぎわのトットちゃん」は12月8日より全国でロードショー。
ιゝち@急浮上連投わがままマイペース @GoIchi51_AO0113
黒柳徹子「トットちゃん」初映画の完成に感極まる、主題歌・あいみょんの手紙にも感謝(写真14枚) https://t.co/8gC2p7iwWp