映画「
本日の会見は、前作同様に埼玉が迫害されていること、そして滋賀までもが“差別”に巻き込まれていることについて作品側から“謝罪”するために開かれたもの。二階堂は「本当に申し訳ないと言いますか……うまく言葉が出てこないのですが、皆さんお忙しい中、茶番に付き合っていただきありがとうございます」と述べ、時折込み上げてくる笑いを抑えながらも、シリアスな表情を浮かべる。滋賀県知事の三日月が「なんでやねん!と思いましたよ」と関西人らしくたしなめると、加藤は「さすがのツッコミです!」と目を輝かせた。
沖縄出身の二階堂は、前作を振り返りながら「埼玉には以前からよくお世話になっていたので、埼玉の方々に申し訳ないなと。でも埼玉では、まさかの『タイタニック』超え(のヒット)だったということで(笑)。『私、埼玉出身なんです!』と街で声を掛けていただくことが多くなって『私は埼玉出身なんだ』と思うようになりました」としみじみ。本作については「奈良まで飛び火してしまって大丈夫かと監督にお聞きしましたが、『作ることが使命なんだ』とおっしゃっていたので。ついていこうという気持ちでした」と決意を明かす。静岡出身の加藤も「埼玉の方々が『埼玉の伝道師』と呼んでくださって。『僕、埼玉の人なんだ!』と思いました」とうれしそうに語った。
続編製作の経緯について、武内は「前作は関東でヒットしたけど、関西ではそんなに。でも関西もディスってほしいという声が多々あって、どの県をメインにすればいいんだと現地のフィルムコミッションに話を聞いたら、どうやら滋賀が埼玉的な立ち位置だと。しかも滋賀のフィルムコミッションから『ぜひやってください!』と熱烈なアピールがあり、滋賀でやらせていただきました」と説明する。
大野は「埼玉県知事としては、一度作品でディスられたのに、さらにやるのかと。ちょっといい加減にしてほしいところではありますが、今日映画を観させてもらったら、やはりクスクス笑ってしまうんですよ。埼玉愛が感じられる映画にしていただき、そこは感謝しています」と吐露。三日月からも「なんで飛び火させんねんっていうのが最初の印象だったんですけど(笑)、映画を観たら、いろいろなところに愛があふれていました。この映画を通じて滋賀県に対する誇りや愛情がさらに湧けばいいなと。応援したいです」と満足げなコメントが飛び出し、武内は「お墨付きをもらったようでうれしい」と胸をなで下ろした。
そして二階堂は「『翔んで埼玉』は、人と人との対立のバカバカしさや、ルーツに関する思いなど、平和への願いを込めた作品です。劇場に観に来ていただき、多くの方々に楽しく笑顔になっていただけたら」と、笑いの根底にあるテーマをアピールした。
「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」は11月23日より全国でロードショー。
映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」予告編
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