自身のルーツであるロマの文化や音楽に焦点を当てた作品を生み出してきたガトリフ。「ガッジョ・ディーロ」は、1997年のロカルノ国際映画祭で銀豹賞などを受賞し、同年のモントリオール世界映画祭では特別賞を受賞した。劇中では、父が遺したカセットテープを頼りに“幻の歌姫”を探すフランス人青年・ステファンが、ある日ロマの村にたどりつき、異文化と交流していくさまが描かれる。「ムード・インディゴ~うたかたの日々~」の
2017年に製作された「ジャム DJAM」は、音楽とダンスを愛するギリシャ人女性・ジャムを主人公にした“ガールズ・ミュージカル・ロードムービー”。元水兵の継父に代わり、船のエンジン部品を調達するためにイスタンブールへ出かけたジャムは、フランスから難民支援のボランティアに来ていたアヴリルと出会うことになる。作中にはギリシャのブルースとも言われる音楽“レンベティカ”が流れる。「ベネデッタ」の
なお2作は東京・角川シネマ有楽町で9月21日まで開催されている、Peter Barakan's Music Film Festival 2023で先行上映中だ。YouTubeでは予告編が公開された。
マーメイドフィルム @eiganokuni
音楽に合わせ人々が踊る、トニー・ガトリフ監督作「ガッジョ・ディーロ」「ジャム」公開(予告編あり) https://t.co/DqONMKbyR4