「アナログ」主演の二宮和也、Wで追われ中　藤原丈一郎は愛する“チェ”を紹介

映画「アナログ」の完成披露イベントが本日8月28日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎（なにわ男子）、板谷由夏、監督のタカハタ秀太が舞台挨拶に登壇した。

本作はビートたけしの小説をもとにしたラブストーリー。完成披露では、主人公の悟とヒロインのみゆきが毎週木曜に会っていることにちなんで、MCから登壇者たちへ「毎週の習慣にしていることは？」との質問がぶつけられた。毎週水曜・日曜に動画投稿をしている二宮は「月曜と金曜がデッドラインだと思って生きています」とつぶやき、「今は締め切りに追われる日々。乃木さんにも追われているので、ダブルで追われちゃっているんです」と、現在出演中の日曜劇場「VIVANT」にちなんだ答えで笑いを誘う。

自宅に植物を飾るのが好きな波瑠は「伸びてきたツルを切って、水苔に浸して、根っこを出させるのに挑戦しています」と植物の奥深さを伝えた。桐谷は「“ふわふわおひるね”ですかね」と真顔で述べて二宮を「嘘でしょ!?」と驚かせる。浜野は毎朝5時起きで子供の弁当作りに励んでいるといい「キャラ弁をやると疲れちゃうから、それはやらない。朝から唐揚げ、ハンバーグ。油物ばっかりやっているからリビングのエアコンが壊れちゃって……」と長尺で語る。桐谷が「もっと聞かせて！」と身を乗り出して求めると、二宮はすかさず「もういいよ！」と制した。

小さいフグを3匹飼っている藤原は、毎週日曜に水槽を洗う習慣があるそう。彼は「野球が好きなので、名前はスライダー、シュート、チェンジアップ。チェンジアップは長いので、略して“チェ”と呼んでます」とはにかむ。板谷は「体力不足なので毎日縄跳びをしています」とハードなメニューをこなしていると述べ、一同を感心させていた。

続いて、桐谷が「毎シーン、1分で終わるところを15分くらい止めずに演じていた。つなげたら『ゴッドファーザー』以上の尺になると思う」と撮影時を懐かしむ。幼なじみ役の二宮・桐谷と共演シーンが多い浜野は「撮影外でも3人でずっと話していた。気付いたら僕の夫婦関係の相談にも彼らが乗ってくれて」と笑い、アドバイスを受けてロケで行ったお店で妻へのプレゼントを買った結果、関係が良好になったと明かして「公私ともにありがとう！」と2人に感謝した。

藤原は、所属事務所の先輩にあたる二宮と本作で初共演を果たした。彼は「帰り際に『今日はありがとうね、また明日よろしく』と言いにきてくださって、優しい！と思いました」と頬をゆるませる。さらに「そのあと僕も帰ろうとしたら（私物スニーカーの）両方の靴のひもがまとめて結ばれていた。二宮くんはそれを見てニヤニヤしていたんです！」とささやかないたずらをされたと暴露して観客を笑わせた。

最後に二宮は「ちょっと寒くなった時期に気持ちをあっためてくれる、心地いい映画になっていると思います」と作品に言及し、舞台挨拶を締めた。

「アナログ」は10月6日より全国ロードショー。