「グラフィティ・グラフィティ!」「緑のざわめき」などに出演している渡邉りか子が初監督を務める映画「すとん」の支援を募るクラウドファンディングが、MotionGalleryで10月31日まで行われている。
渡邉が企画・脚本も担当した本作は、“人生の途中で、すとん、と腹に落ちた瞬間。本人にしか聞こえない音”をテーマにした作品。主人公・さえは、東京で暮らしながら俳優の仕事をしていたがコロナ禍で精神的に不安定になることが続き、役者を引退する。心機一転、近所のカフェで働くことになったさえは、台本のない人生を生きる自分自身と向き合っていく。さえを坂本ちえが演じたほか、
渡邉は「20代後半、俳優を引退する決意をした仲間が何人かいたこと。コロナ禍を経て久しぶりに実家に帰った時に家族・親族の老いというものに直面したこと。歳を重ねるというのはこういう、胸のあたりに冷水をぽたりとかけられてキュッとなるようなことが増えていくんだな、と思いました」と述べ、「自分だけの人生だなんて到底思えないことが、どんどん分かっていく。だから人生の選択も、揺らめいていく。揺らめいて辿り着いた、誰かのどんな選択も肯定してあげたいな。そんな気持ちからこの物語を書き上げました。私からのハグ映画、と言えるかもしれません。この企画にご興味を持っていただけましたら、ご支援頂けますと嬉しいです」と思いをつづっている。
映画「すとん」特報
渡邉りか子 コメント
30歳を迎える前にやり残したことを考えた際に、しつこく浮かんだのが“映画を撮る”ということでした。たとえ1人だとしても、誰かの心の隙間を埋められる可能性を信じて制作開始に至りました。20代後半、俳優を引退する決意をした仲間が何人かいたこと。コロナ禍を経て久しぶりに実家に帰った時に家族・親族の老いというものに直面したこと。歳を重ねるというのはこういう、胸のあたりに冷水をぽたりとかけられてキュッとなるようなことが増えていくんだな、と思いました。自分だけの人生だなんて到底思えないことが、どんどん分かっていく。だから人生の選択も、揺らめいていく。揺らめいて辿り着いた、誰かのどんな選択も肯定してあげたいな。そんな気持ちからこの物語を書き上げました。私からのハグ映画、と言えるかもしれません。この企画にご興味を持っていただけましたら、ご支援頂けますと嬉しいです。
大阪アジアン映画祭事務局:Osaka Asian Film Festival (OAFF) @oaffpress
OAFF2024短編『すとん』(3/2、7上映)
短編プログラムC
台湾(『馬語』)と中国(ベルリン出品作)の短編と併映
https://t.co/07gdyCF3L2
渡邉りか子監督
“人生の途中で、すとん、と腹に落ちた瞬間。本人にしか聞こえない音”をテーマにした作品。
昨年8月の監督インタビュー記事がこちら https://t.co/sw4Tpf00L8