本作は、無実の黒人であるケネス・チェンバレンが白人警官に殺されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描く“リアルタイム進行型サスペンス”。2011年11月19日のニューヨーク、双極性障害を患うケネスは、就寝中に医療用警報装置を誤作動させてしまう。安否確認でやって来た3人の白人警官に対し、ケネスはドア越しに「通報は間違いだ」と伝えるのだが聞き入れてもらえない。そして警官が到着してから90分後、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれて死亡することになる。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の
予告は装置を誤作動させたまま寝ていたケネスが、警官にドアをノックされて起こされる場面からスタート。「もう眠りたいんだ」とドアを開けようとしないケネスに対し、警官たちは「大麻を隠しているから開けないのかも」と不信感を募らせるという、些細なトラブルから事件が始まる様子が映されている。ラストには「あなたはこの緊張に耐えられるか?」というフレーズも。また新たな場面写真8枚も公開された。
「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」は9月15日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。
松下由美 映画プレゼンター・多文化コミュニケーター・大学講師・通訳 Matsushita yumi @MatsushitaYumi
#キリング・オブ・ケネス・チェンバレン③自分がケネスの立場だったら…68歳の退役軍人で、心臓の病を抱えている。精神疾患も患い情緒不安定な彼の心情はなかなか想像に難い。緊急要請を受け赴いたの一部の警官は言動が問題視されており、また土地柄や警官の過去の経験値バイアスが重なり起きた悲劇。 https://t.co/A15RMtJkqk