「Oppenheimer」公開直前、クリストファー・ノーランの本格評伝が刊行

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クリストファー・ノーランの本格評伝「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」が、7月20日にフィルムアート社より刊行。長編デビュー作「フォロウィング」から、7月21日に北米公開を控える最新作「Oppenheimer(原題)」まで、作品に秘められた核心とインスピレーションの源泉に迫る。

「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」表紙(帯あり)

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クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師

イアン・ネイサン著,阿部清美訳「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」
Amazon.co.jp

「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」中面

「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」中面[拡大]

「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」中面

「クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師」中面[拡大]

同書ではノーランの謎に満ちた発言や動機を読み解き、作品ごとに、アイデアの源、熱意、飽くなき挑戦の連続である撮影法、そして成功への軌跡を解説。スタンリー・キューブリック、スティーヴン・スピルバーグ、フリッツ・ラング、マイケル・マン、アルフレッド・ヒッチコックといった映画監督、作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスやレイモンド・チャンドラー、画家のM・C・エッシャー、建築家のルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエら、ノーランの作家性に影響を与えてきた人々にもスポットを当てた。 また「スター・ウォーズ」「ブレードランナー」「パルプ・フィクション」「AKIRA」などノーランの監督作に影響を与えた作品も紹介されている。

著書はこれまでにも「クエンティン・タランティーノ 映画に魂を売った男」「ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男」「ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家」「ティム・バートン 鬼才と呼ばれる映画監督の名作と奇妙な物語」など、作家ごとに多数の評伝を発表してきたイアン・ネイサン。税込3300円で販売される。目次は下記に掲載した。

クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師

フィルムアート社 2023年7月20日(木)発売
イアン・ネイサン=著 | 阿部清美=訳
価格:税込3300円

目次

ハイブリッド・キッド 幼少期から「フォロウィング」(1998)に至るまで
鏡の国のアリス 「メメント」(2000)&「インソムニア」(2002)
脅しのゲーム 「バットマン ビギンズ」(2005)
転送された男 「プレステージ」(2006)
なんだそのしかめっ面は? 「ダークナイト」(2008)
目がくらむほどの明晰夢 「インセプション」(2010)
ビッグ・グッドバイ 「ダークナイト ライジング」(2012)
5次元 「インターステラー」(2014)
渚にて 「ダンケルク」(2017)
終末論的な思考 「TENET テネット」(2020)&「Oppenheimer」(2023)

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