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会場に集まった約4000人の観客に拍手で迎えられ、舞台上に登場したキャスト陣。主人公・信を演じた山崎は共演者を見渡して「1作目のときから考えると、どんどん『キングダム』が作品として大きくなっているのを感じて感動しています」と話し、「この4、5年は『キングダム』と一緒に生きてきた。作品や役柄から教わることもたくさんあるし、自分の人生そのものだなと感じています」と熱く語る。佐藤信介は「2作目を完成させた次の日ぐらいから3作目の仕上げをずっとコツコツとやってきました」と述べ「(開場前に)上映のチェックをしたんですけど、この大きな会場にふさわしい作品になったなと思って。大きく育った子供を見るような気持ちになりました」と自信を見せた。
嬴政役の吉沢は、彼が中華統一を目指すきっかけを与えた紫夏について「1のときから意識して演じていた色濃い存在だったので、今回ようやく映画として形になってうれしかった。(紫夏役の)杏さんが本当に素晴らしくて、引っ張っていただきました」と撮影を振り返る。清野も「原作から紫夏編が好きで、今回の嬴政と紫夏のシーンを観たとき『キングダム、始まったな!』って感じました」とほほえんだ。
イベントでは、キャストそれぞれが映画の見どころについて話す場面も。大沢は「山崎くんや吉沢くんたちが成長して、1、2作目とは違う顔と体で画面に飛び出してくる。今までの2作が準備だったのかと思えるほどの迫力と人間ドラマが感じられます」とアピールする。尾兄弟の兄・尾平役の岡山は「今回、尾平の淡い恋心が垣間見えるシーンが入っているんですよ。まさか『キングダム』でキュンとするとは……」と期待を煽り、彼の弟・尾到役の三浦は「兄弟が2作目のときより成長しているので、そこを観てもらえるとうれしいです」と口にした。
また山田が「キャラクター1人ひとりの心がすごく素敵だなと思う。敵の心も見逃さずに拾ってくれる作品になっています」と力説すると、愛之助も同意し「敵対する役だけど、信の側に回って『行けー!』と応援しながら観てしまいました。2度、3度といろんな立場になって観ていただければと思います」と声を張る。高嶋は「今回は宮廷シーンが多くてあまり戦うシーンがなかったけど、カメラワークに凝ってものすごい緊迫感を表現してくれた」と述懐し、橋本は「これだけのアクションシーンをやるんだ!と。ハードルを上げても大丈夫だと自信を持って皆さんにお薦めできる作品になりました」とコメント。要は早くも「4作目はいつ撮るんですか?」と監督に質問して会場を盛り上げた。
そして、佐藤浩市が「いつの世も、どんな国でも、戦争を起こす人たちの気持ちはさっぱりわからない。でも、現実に武器を持って戦わなければいけない人の悲しみは共有できると思う。娯楽活劇だけど、根底にあるその意識を感じながら観ていただきたいと思います」と思いを伝えると、客席からは拍手が起こる。最後に山崎は「疾走感があって目が離せない時間になると思います。『キングダム』と一緒に皆さんも熱くなってもらえれば」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「キングダム 運命の炎」は、7月28日より全国でロードショー。なお本作はIMAX、MX4D、4DX、DolbyCinemaでも上映される。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
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