伊藤沙莉と中島健人は“ほぼ幼なじみ”、和気あいあいの「シッコウ!!」撮影振り返る

ドラマ「シッコウ!!～犬と私と執行官～」の試写会＆制作発表会見が6月26日に東京都内で行われ、キャストの伊藤沙莉、中島健人（Sexy Zone）、笠松将、織田裕二が出席した。

小川潤平の著書「執行官物語」を原案とする本作は、情け容赦なく財産、金品、不動産などを差し押さえたり没収する国家公務員・執行官の世界を描くお仕事ドラマ。ひょんなことから“執行補助者”の道を歩むことになった主人公・吉野ひかりを伊藤、ひかりとコンビを組む犬が苦手な執行官・小原樹を織田、小原たちが籍を置く執行官室の事務員・栗橋祐介を中島、運搬を担当する執行補助者・長窪桂十郎を笠松が演じた。

伊藤は、織田との初共演について「本当に楽しかったです！ 撮影に入る前の自分に、意外と緊張しなくても大丈夫と伝えてあげたい。小さい頃からずっとテレビで観ていた方。オンでもオフでも緊張していたのですが、実際に会ってみるとすごく優しくてお話がお好きで、とても面白い方でした」と回想。中島は「僕も最初は緊張していました。常に大捜査線にいて、我々はエンドロールで走っている織田さんを観てきたわけですから。でも織田さんが和気あいあいとした空気で包んでくださって、本当に感謝しています」と続ける。

共演は3度目という伊藤と中島は、互いに「沙莉」「健人くん」と呼び合う間柄。中島は「ほぼ幼なじみのような感覚。自分のドラマデビュー作で共演して、それから時を経て沙莉の主演ドラマに出演することができて本当にうれしかったです」と話す。また各話に登場する犬との撮影について「わんちゃんと会える時間は癒やしでした。視聴者の方にとってもリラックスできる時間になっていると思います」と語る中島。伊藤も「お芝居をちゃんとするんです！ すごかった」と感心していた。

撮影で印象に残っているエピソードを尋ねられた笠松は「肌が弱いんですが、織田さんも『俺も弱いんだよ』と。本人の中では重い問題なんですが、共有するとすごく楽になりますよね。織田さん、人の痛み……寄り添えるやんと思ってめっちゃ好きになりました。それからスキンケアの話ばっかりしましたし、お芝居のこともたくさん勉強させていただきました」と明かす。織田は「ごめんなさい、スキンケアの話って何ですか？（笑） 水で洗うとかしか覚えてない」と照れ笑いを浮かべた。

ここでスタッフからの垂れ込み情報がキャスト陣へ伝えられる。織田のことを親しみを込めて“あるあだ名”で呼んでいるという垂れ込みについて、中島は「会話の一連の流れでレジェンドと呼んだことがあります。すると織田さんが『それだと、もうこの世にいないみたいじゃないか』と。僕と沙莉はリビングレジェンド（生きる伝説）、略して“リビレジェ”と言ったんです。そしたら織田さんもまんざらではない様子で『いいじゃないか』とおっしゃっていました」と告白した。

さらに、ホワイトデーに中島からキャスト・スタッフへ青い薔薇の差し入れがあったそうで、添えられたカードには「この薔薇は動産執行可能です」と書かれていたという。中島が「バレンタインデーを沙莉からもらっていたんです」と答えると、伊藤は「やめてやめて！ 変な感じになる（笑）。私は全員に渡したの！」と訂正。中島は「そうそう！ 個人ではなく拡散的なバレンタインをもらったんです。（薔薇は）そのお返しです」とはにかむ。バレンタインデーとホワイトデーに行われた撮影に参加していなかった織田は「記憶にないんですけど！」、笠松は「もらってない……」と嘆いていた。

またMCから2023年4月に初の女性執行官が誕生したことが発表されると、伊藤は「うれしいですね。女性執行官がいないとこういうところが大変なんだと、ドラマの中でも語られています。すごく難しい職業なんですよ」と言及し、女性執行官へ「応援しています!!」とメッセージを送った。

イベントでは、織田が共演者であるファーストサマーウイカのことを「しょかしょかちゃん」と呼んでいることが明らかに。“ファーストサマー＝初夏”と表現して呼んでいる織田に対し、「犬の名前かと思った」「初めて聞いた」などとツッコミが飛ぶ。織田が「みんなは何て呼んでるの？」と聞くと、伊藤は「ウイカさん」と即答。会場は笑いに包まれた。

「シッコウ!!～犬と私と執行官～」はテレビ朝日系で7月4日にスタートし、毎週火曜21時よりオンエア。大森美香が脚本を手がけ、田村直己、星野和成、高橋貴司が演出を担当する。

シッコウ!!～犬と私と執行官～

テレビ朝日系 2023年7月4日（火）スタート 毎週火曜 21:00～21:54
※初回は拡大スペシャル