人間とヒューマノイドの間に生まれた命をめぐる物語「12ヶ月のカイ」公開

「マイライフ、ママライフ」の亀山睦木（旧名：亀山睦実）が監督を務めたSFサスペンス「12ヶ月のカイ」が、7月22日より東京の池袋シネマ・ロサで2週間限定公開される。

「12ヶ月のカイ」の舞台は、少し未来の東京。Webデザイナーとして働くキョウカは、日常生活をともに送れるヒューマノイド「パーソナル・ケア・ヒューマノイド（PCH）」のカイを手に入れる。キョウカとの会話を重ね、持ち主について徐々に学習していくカイ。キョウカはやがてカイに“物として以上の感情”を持ち始めるが、あるとき、2人は人間とヒューマノイドの間で命を生みだしてしまう。予期せぬ事態に対し、キョウカは友人たち、母親、そしてもう1人のPCHオーナーであるシンとの対話を重ね、急速に変化する現実に翻弄されながらも未来を決めていく。

「あいが、そいで、こい」の中垣内彩加と、「衝動」の工藤孝生がダブル主演。そのほか岡田深、夏目志乃、今井蘭、小河原義経、大石菊華、福谷孝宏、木口健太、山本真由美が出演した。YouTubeでは予告編が公開中。

なお5月20日に公開される亀山の監督作「世界で戦うフィルムたち」には、亀山が「12ヶ月のカイ」を単身で国際映画祭へ持ち込む姿が記録されている。