これはSDGsの17の目標をテーマにしたミニドラマシリーズの第11弾。大阪で暮らす車椅子ユーザーの朝子は、休日に親友の芳乃と映画を観に行く。しかし映画館の車椅子シートは最前列の端。無虹彩症で強い光が苦手な芳乃は最後列に座り、2人は離ればなれになってしまう。そして夜、朝子と芳乃は映画館での出来事を振り返り、日頃から感じている思いを打ち明ける。
「人や国の不平等をなくそう」がテーマの「真ん中のふたり」でダブル主演を務めたのは、藤原ももなと太田祥都。山戸は「ふたりと、量りきれぬほど涙を流して、数えきれぬほど言葉を交わしたこと、大阪と東京でお手紙を送り合ったこと、そのすべてに、この作品を撮ることができてよかった、という想いでいっぱいです」とコメントしている。
なお本作のディレクターズカット版が、2月19日10時から番組公式サイトとNHK公式YouTubeチャンネル、ニコニコ動画で配信される予定だ。
「SDGsミニドラマ」EP11「真ん中のふたり」
NHK総合 2023年2月19日(日)5:12~5:14、11:18~11:20
山戸結希 コメント
今週日曜日、NHK総合にて放送されます「真ん中のふたり」の、作・演出を担当させていただきました。NHK大阪局のみなさんとともに、夏の終わりに濃密な撮影を走り抜けました。未来を思うみなさんと、連日連夜終わりのない話し合いを重ねた夏の記憶が、このショートフィルムに灼きついていることを願います。
決意を持ってオーディションにお越しくださったみなさん、早朝の撮影にお力を貸してくださった大阪市に住むみなさんの想いを、主演の藤原ももなさん、太田祥都さんのおふたりのお芝居が、紛うことなき実感を伴って体現し、つよい確信を抱きながら代弁してくれたのだと感じています。ふたりと、量りきれぬほど涙を流して、数えきれぬほど言葉を交わしたこと、大阪と東京でお手紙を送り合ったこと、そのすべてに、この作品を撮ることができてよかった、という想いでいっぱいです。
また、この「真ん中のふたり」という作品が、オンラインにて発表されますディレクターズカット版とともに、映像記録として残ることで、一人でも多くの同じ志に向かう方にとって、微力ながら一助となりますことを。心がある限り、共鳴する可能性があること、より良い社会を共に目指せる可能性があることを、ひとりの監督として、忘れたくないと痛感しています。
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山戸結希 -news account- @yamato_uk_ns
〈山戸結希が作・演出を担当したミニドラマ放送、ディレクターズカット配信も〉
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今週日曜日、NHK総合にて放送されます『真ん中のふたり』の、作・演出を担当させていただきました。NHK大阪局のみなさんとともに、夏の終わりに濃密な撮影を走り抜けました。
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