「ギバーテイカー」菊池風磨の芝居を中谷美紀が絶賛「心を酷くえぐられました」

「連続ドラマW ギバーテイカー」の撮影現場レポートが到着した。

すえのぶけいこのマンガを鈴木浩介が実写化した本作では、娘を殺された刑事・倉澤樹と猟奇的殺人犯・貴志ルオトの死闘が描かれる。中谷美紀が倉澤、菊池風磨（Sexy Zone）がルオトを演じた。

このたび到着したのは住み込みで働くベーカリー「幸せの穂」の自室で、ルオトが1人で時間を過ごすシーンのレポート。ルオトが倉澤の写真を愛おしそうに眺めながら、鼻歌を響かせる場面では、鈴木が「（菊池は）いい表情をするね」とうれしそうに口にした。菊池は「撮影のスピードがとにかく速くて、日々試されているなと感じています（笑）。いい意味でスリリングな挑戦が続いている感覚があって、鍛えられている」と述べ、「監督が始めの段階から『ハマっているね』と言ってくださったので、安心できましたし、うれしかったです」と語る。

また菊池は「ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターなので、難しい部分は多いです。特に残酷なセリフやシーンに直面するときは、普通の感覚ではできないことが多く、ルオトとしては快感を得る行為であっても、“人が苦しんでいるのを楽しむ”という自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのだろうかと悩みました。オーバーすぎたら嘘らしく見えてしまうし、かといってライトな雰囲気で演じるのも違いますし、とにかくルオトのように“当たり前に残酷なことをする”というのは本当に難しい」と明かした。

鈴木は「原作の世界観を大事にしつつ、ドラマ版に存在するルオトとして成立させることに関しては、菊池さんのキャスティングがすべてでした」と伝え、菊池との初対面を「独特な存在感をまとわれた方だなと感じたんです。“あ、ルオトだ。間違いなく彼がルオトになってくれる”と確信しました」と回想。中谷は菊池について「脚本を徹底的に読み込んで、ルオトという猟奇殺人犯の役柄を深く理解し、アンニュイな雰囲気のシーンと、たたみかけるように相手を追い詰めるようなシーンと、場面によって緩急のあるお芝居に、心を酷くえぐられました」とたたえた。現在YouTubeでは菊池のインタビューやメイキング映像、本編映像の一部で構成された特別映像が公開中だ。

全5話の「連続ドラマW ギバーテイカー」は、毎週日曜22時よりWOWOWプライム、WOWOW 4Kで放送中。WOWOWオンデマンドでは、現在2話まで配信中で、本日2月5日の3話放送終了後に全話配信される。

※動画は現在非公開です。