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本作は、青春時代を過ごした銀平町に一文無しで帰ってきた映画監督・近藤猛が、映画好きなホームレスの佐藤や、小さな名画座“銀平スカラ座”の支配人・梶原と出会い、アルバイトを始めることから物語が展開する。埼玉県のミニシアター・川越スカラ座をロケセットとして撮影が行われた。
近藤を演じた小出は「この映画のお話をいただいたのは2021年の夏で、ちょうど僕が活動を再開させていただいた頃でした。デビューは『パッチギ!』という映画で、この世界は映画からスタートしたんです。また必ず映画に出たいと思っていたので、それが叶ってうれしかった。デビュー当時の気持ちを思い出すきっかけにもなりましたし、非常に思い出深い作品となりました」と本作への思いを述べる。
また、MCから役との共通点を聞かれた小出は「ある人と喫茶店で再会するシーンがあるのですが、あの雰囲気というか空気感は自分も経験したことがあります。自分と重なる設定もあって、抗わずに自身を投影できるところはして、近藤猛という人間を成立させたい思いで演じていました。完成した作品を観て、近藤猛がそこにいたので素敵な作品になったと思います」とコメント。城定は「小出さんは有名人ですから。気さくなお兄さんという感じで、めちゃくちゃやりやすかったです。ありがとうございました!」と感謝を伝えた。
近藤のアルバイト仲間に扮した藤原と日高。小出との共演について、藤原は「本当に優しかったです! 主演でみんなをまとめられる立場でもあるので、気軽に話しかけてくださった。私の曲も聴いてくれて『よかったよ』と話しかけてくださったり、それが心地よくて大好きな座長でした!」と明かす。日高は「小さい頃から見ている憧れのスター。実際にお会いすることができて『あ、生きてるんだ』と思いました(笑)」と振り返った。
最後に小出は「映画を愛している人、映画と人生が交わったことのある人が観ると、映画という存在を垣間見れるいい機会になるんじゃないかと思っています」と述懐する。藤原は「映画っていいなと感じる作品になっています。皆さんもいろんな映画館に行きたいなと思うんじゃないかな」、日高は「人が訪れて、出ていってまた戻ってくる。(映画館は)家のような場所だなと思います」、城定は「映画館離れが進んでいますが、できるだけ多くの方に観ていただきたい。興行で儲けた半分は映画館に入るんです。この映画がヒットして、映画館を助ける力になったらうれしいです」と述べ、イベントは幕を下ろした。
「銀平町シネマブルース」は、2月10日より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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Preview screening event of new movie "Ginpei-cho cinema blues" at Shinjuku Musashinokan on 23 Jan 2023 - Koide Keisuke, Fujiwara Sakura & Hidaka Nanami; showing from 10 Feb 2023
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