本作は「ジェンマ(宝石)」という名の通り美しく輝く少女と、初恋相手パオロ、そしてパオロの親友たちの物語。1982年からの約40年間、ベルリンの壁の崩壊、アメリカの9・11同時多発テロ事件など激動の時代に翻弄され、彼らが出会いと別れを繰り返す日々がつづられる。
ヤマザキが描いたのは、主要キャラクターたちが一筋縄ではいかない人生を歩みながらも再会を果たすシーン。ヤマザキは本作を観て「4人の登場人物たち全員にこれほど自分の心情が重なり、揺すぶられた作品は久々だ」と感想を寄せた。
期限切れのパスタを使ったアートで注目を集める上原美紀子、イラストレーターの好都も本作の世界を作品にした。さらに脚本家の浅野妙子、作家の
「離ればなれになっても」は、12月30日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。
浅野妙子(脚本家)コメント
聖人君子でも極悪人でもないけどスケベでズルくて女にもお金にも弱い、フツウのオジサンたちのセイシュンする姿がいとおしい
岩井志麻子(作家)コメント
中年以降の人生がこんなに楽しくて、まだまだ人にも映画にも恋ができることも確かだと、改めてわかった。ひたすら美しい大人の映画。
大倉士門(タレント)コメント
人生は美しい。何があろうと繋がってるものは繋がり、結ばれるものは結ばれる。こんな素敵な作品は久々だ。
住野よる(小説家)コメント
青春とは変化の象徴だと思います。不運や迷いの詰まったこの世界で彼らが生涯の青春をひた走る映画でした。
橋部敦子(脚本家)コメント
変化していく時間、人、関係性の中で、曖昧な愛に翻弄される4人。それぞれが愛に気づき、新たな関係性が生まれた瞬間に立ち会えた時、涙が零れた。
ヤマザキマリ(マンガ家・文筆家)コメント
「本物の友人を見つけるのは、恋人を見つけるよりもずっと難しい」どこかで読んだこの文言が、映画を観終わった直後から頭に思い浮かんでしばらく消えなかった。4人の登場人物たち全員にこれほど自分の心情が重なり、揺すぶられた作品は久々だ。
渡辺祥子(映画ライター)コメント
時は移り、人は変わっても愛は続く。生きているって素晴らしい、としみじみ思わずにはいられない。
ヤマザキマリ( Mari Yamazaki ) 公式 情報用アカウント @THERMARI1
映画「離ればなれになっても」
原題:Gli anni più belli (The Best Years)
ヤマザキマリ イラスト描き下ろし(コメントあり)
12月30日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開
https://t.co/ZMw3uCp9LW