たたき上げの刑事・鴨志田新一とエリート警視の娘・岡崎真実という“凸凹父娘コンビ”の活躍を描く「おかしな刑事」シリーズ。2年ぶりのシリーズ最新作となる本作では、新たな“菌”の大発見で注目を集める老舗酒造会社を舞台に、鴨志田らが新商品発表会で発生した殺人事件を追う。鴨志田を伊東、真実を羽田が演じたほか、
本シリーズが20年目に突入したことを記念して、サプライズセレモニーも開催。羽田がプレゼンテーターとなり、伊東への“永年勤続表彰”が行われた。羽田は「あなたは現役刑事としてありえないほど長きにわたり、現場職務に従事され、さらにその記録を更新し続けるという、日本警察ドラマ史上驚きの大偉業を達成されました」と賞状を読み上げ、トロフィーを贈呈する際には「お父さん本当にありがとうございます。大好きです!」と思いを伝えた。
伊東は「正直な話、本当にビックリして…何のドッキリかと思いましたよ(笑)」とコメントしながらも「いちばんうれしいのは、ロケ先で出会ったみなさんに“鴨志田さん、頑張って!”なんて声をかけていただいたとき」と明かし、そういう出会いがあると、こっそり、“ヨシ!”なんて小さくガッツポーズしていますよ(笑)」と語った。
おかしな刑事2022
テレビ朝日系 2022年12月27日(火)20:00~21:54
伊東四朗 コメント
表彰された気持ち
いやぁ、本当にありがとうございます。こんなに長く続くとは思ってもいないまま、20年やってきました。セレモニーのことは何も聞いてなかったので正直な話、本当にビックリして…何のドッキリかと思いましたよ(笑)。賞状をもらったのなんて、卒業証書以来じゃないかな。セレモニーが終わってもまだ驚きがおさまりません。
羽田美智子はどのような存在か
みっちゃん(=羽田美智子)は、私のことを芸能界の親父だって言ってくれます。芸能界のお兄さんだった渡瀬恒彦さん、お母さんの野際陽子さんが亡くなり、残っているのは私だけ。だからこそ、ますますちゃんとした父親でありたいという思いです。
「おかしな刑事」シリーズの魅力
別にふざけてやっているわけじゃないんですけど、このドラマを“面白い”と言ってくださる方が多いんですよね。私もそんなに意識して笑うところを作っているわけではありませんが、やっぱりタイトルが「おかしな刑事」ですから、おかしくなかったら詐欺になっちゃいますからね!
なんといっても、鴨志田と真実、この父娘の設定を作ってくれたことをうれしく思っています。娘は警察庁のエリート警視で、父は所轄のヒラ刑事。ギャップのある父娘が一緒に事件を捜査する、という設定がよかったんじゃないかなと思います。
若さを保つ秘訣
特に考えているわけではないのですが、人間は足腰から年を取ると聞くので、とにかくウォーキングだけは欠かさずやっています。もう何年、歩いてきたかな…。ほかにやろうと考えたものもないし、やっていないですね。
「おかしな刑事」ファンへのメッセージ
いちばんうれしいのは、ロケ先で出会ったみなさんに「鴨志田さん、頑張って!」なんて声をかけていただいたとき。「伊東さん」ってよばれるより、ずっとうれしいですね。だってドラマのことを知ってくださっているわけですし、それって鴨志田がみなさんの中に違和感なく存在しているってことかなと思うんです。時々、そういう出会いがあったりすると、こっそり、「ヨシ!」なんて小さくガッツポーズしていますよ(笑)。
最新作は、集まるべくして集まる人が集まった…っていうのがなんとなくいいですよね。みなさんも“熱烈”じゃなくてもいいですから、何気なくファンでいてほしいな。私は大げさなのが苦手なので、何気なくっていうのがいいですね。
羽田美智子 コメント
永年勤続表彰セレモニーのプレゼンターを務めた気持ち
鴨志田さんへの思い、そして伊東さんへの思いが入り混じる中、プレゼンターを務めさせていただきました。20年って本当にすごいこと。伊東さんは「淡々とやってきた結果だから」なんておっしゃる謙虚な方で、偉業だとも意識されてなかったのですが、だからこそ形にして感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。でも、伊東さんはご自身が注目を浴びることで、まわりのスタッフさんに気を使わせることが大嫌いな方。そこもくみ取って、どんなふうにどんなタイミングでセレモニーを開くか、ずっと前からプロデューサーさんと綿密に計画してきました。
伊東四朗はどのような存在か
もう伊東さんのことをほめはじめたら、きりがないんです! すべてご自身でコーディネートされているそうなのですが、日々現場にいらっしゃるときのプライベートのお洋服もかわいくて、私たち女性のキャスト、スタッフはみんな、伊東さんにメロメロなんです。現場にファンが多くてモテモテだから、娘の真実としてはヤキモチを焼いちゃうぐらいです。あちこちに息子や娘のように伊東さんを慕う役者さんがたくさんいらっしゃると思いますが、私にとってはたったひとりのお父さんです。
「おかしな刑事」シリーズの魅力
最新作の真実のセリフに「スマホ時代の捜査の難しさをつくづく感じています」というものがあるのですが、この「おかしな刑事」は常に時事ネタを取り入れ、時代を背景にして描かれています。
一方で、先日、東王子署の刑事役のみなさんが「オレたち20年も鴨志田親子にだまされているなんて本当にバカだよなぁ」と笑っていたのですが、そんなふうに変わらずに大切にしているところもあります。ミステリーなのにホームコメディードラマだというのが、本当に“おかしな”ところ。唯一無二のドラマだと思っています。
「おかしな刑事」ファンへのメッセージ
スーパーで買い物しているときなど、私もよく「鴨志田さん!」って声をかけられるんですよ。真実は亡き母の姓を名乗っているので、鴨志田じゃなくて岡崎なんですけどね(笑)。小学生の子どもたちにも「鴨志田さーん」とよばれたことがあって、いったいいつ作品を見てくれたのか、きっと親御さんか、おじいちゃんおばあちゃんの影響なのかな、と…。そんなふうに時代が変わってもこのドラマが愛され続けるのは、やっぱり伊東さんに対する信頼感だと思うんです。
街で出会った方に、「今、『おかしな刑事』撮影中なんですよ」と話すと、「本当!?」って、みなさん目を輝かして喜んでくれるんです。そんなに待ち望んでもらえるドラマに出演できるなんてとても光栄なこと。最新作も心を込めて撮影したので、待っていてくださった方たちにしっかり届くといいなと思っています。
堀之内大介🥁🦍 @horinouchi_bbb
シリーズ20年目、現役刑事役の最年長、凄過ぎる✨✨✨
新作もめちゃくちゃ楽しみです!!! https://t.co/pT5gJbhXKj